福岡市を中心に展開する人気の分譲マンション「エンクレスト」。立地の良さや管理体制の高さから、投資用不動産として購入・経営する人も多くなっています。そんな中で気になるのが「確定申告」の手続き。毎年の申告は誰がどうやって行うのか、税理士を使うべきか、自分でできるのか。今回はそのポイントを解説します。
不動産オーナーは基本的に確定申告が必要
エンクレストに限らず、マンション経営をしている人は原則として毎年確定申告を行う必要があります。家賃収入がある以上、それは「不動産所得」として税務上の扱いとなり、税金の計算が必要になります。
たとえ副業レベルの収入であっても、所得が20万円を超える場合は申告義務が発生します。無申告のままだと後から税務署から指摘を受けるリスクもあります。
税理士に任せるケース:条件やメリット
多くのエンクレスト所有者は、税理士に確定申告を依頼しているケースが多いです。理由としては以下のようなものが挙げられます。
- 不動産所得に関する節税ポイントを熟知している
- 減価償却費や経費の取り扱いが複雑
- 複数物件を所有している場合、手間が多くなる
なお、「無料で税理士が付く」かどうかは購入時の契約内容に依存します。一部の不動産会社では、初年度無料や一定期間の確定申告サポート付きのプランも存在します。契約書やパンフレットを確認してみましょう。
自分で確定申告をする場合
もちろん自分で確定申告を行うことも可能です。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」やe-Taxを活用すれば、比較的スムーズに作業ができます。
ただし、家賃収入や経費処理、減価償却など、専門知識が必要な部分も多く、誤って申告ミスをするとペナルティが発生するリスクもあります。不安がある場合はスポット契約で税理士に相談するのもひとつの方法です。
税理士費用の目安
税理士に確定申告を依頼する場合、費用相場は以下の通りです。
- 不動産1件のみ:3万円~5万円
- 複数物件や法人所有:5万円~10万円以上
条件や地域によって変動しますが、経費として計上できるため、節税効果を加味すれば依頼のメリットは大きいです。
管理会社がサポートしてくれるケースもある
一部のマンション管理会社や販売会社では、確定申告の際に必要となる収支報告書や減価償却明細などをまとめてくれることもあります。エンクレストを購入した際の会社や管理会社に確認すると、テンプレートやサポート制度があるかもしれません。
また、税理士を紹介してくれるオーナー向けのサービスもあるため、まずは管理会社に相談してみるとよいでしょう。
まとめ:自分での申告も可能だが、税理士に相談するのが安心
エンクレストなどの投資マンションを所有している場合、確定申告は避けて通れない重要な手続きです。無料で税理士に頼めるかどうかは契約内容次第ですが、自分で行う場合でも知識と準備が必要になります。
長期的に不動産経営を考えているなら、費用をかけてでも専門家に任せた方が節税メリットやリスク管理の面で安心です。迷ったら一度、不動産会社か税理士に相談してみることをおすすめします。
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