70万円といった高額な資金を三菱UFJ銀行から三井住友銀行へ振り込む際、気になるのは手数料と振込方法の選択です。特に平日日中での振込を予定している場合、選択肢次第でコストを大きく節約できる可能性があります。この記事では、できるだけ手数料を抑えて効率的に他行へ振り込むための具体的な方法を解説します。
三菱UFJ銀行の通常の振込手数料とは
三菱UFJ銀行から三井住友銀行へ直接振り込む場合、通常の手数料体系は以下の通りです(2025年6月時点)。
振込方法 | 三井住友銀行宛(他行) |
---|---|
インターネットバンキング(MUFGダイレクト) | 220円(3万円以上) |
ATM(カード使用) | 330円(3万円以上) |
窓口 | 880円(3万円以上) |
このように、インターネットバンキングが最も安価で、窓口は非常に高額になります。高額振込でも金額に比例して手数料が増えるわけではないため、なるべく安い方法を選ぶのが賢明です。
無料で振り込むにはどうすればよいか?
実は、手数料を完全にゼロにする方法も存在します。それが以下のような間接的な方法です。
- 住信SBIネット銀行や楽天銀行などの無料振込回数付きのネット銀行を経由する
- ポイント還元のあるクレジットカードチャージ+送金(例:Kyash、TOYOTA Wallet経由など)
- 証券口座経由の資金移動(SBI証券など)を活用
たとえば、住信SBIネット銀行ではスマートプログラムのランクに応じて月最大20回の他行宛無料振込が可能です。三菱UFJ銀行→SBI→三井住友銀行という流れにすれば、手数料ゼロで実現できます。
時間帯・平日・休日による影響は?
平日日中での振込は、即時反映または当日中反映が見込まれるため有利です。ただし、午後3時を過ぎると翌営業日扱いになるため注意が必要です。特に以下の点を確認しましょう。
- インターネットバンキングの当日受付締切時間
- ネット銀行の即時振込サービスの対応時間帯
- ATMの稼働時間と手数料加算のタイミング
例:MUFGダイレクトは、15:00までの手続きで当日中振込、以降は翌営業日になります。
手数料以外にも注意したいポイント
高額振込には以下のような点も考慮しておきましょう。
- 1日の振込限度額:デフォルトでは100万円未満が多く、事前に限度額変更が必要なケースあり
- 名義人の誤入力や口座番号ミス:誤送金のリスクがあるため確認必須
- 証明書発行が必要なケース:法人間の振込や契約書の裏付けに利用する場合
なお、MUFGダイレクトではワンタイムパスワードやスマホ認証を求められることが多く、あらかじめアプリ設定しておくとスムーズです。
具体例:最もお得なルートは?
ここでは実際にかかるコストを比較してみましょう。
方法 | 経路 | 手数料 |
---|---|---|
MUFGダイレクト | 直接(三菱UFJ→三井住友) | 220円 |
ネット銀行経由 | 三菱UFJ→住信SBI→三井住友 | 0円(無料回数内) |
ATM利用 | 三菱UFJ ATMから三井住友 | 330円 |
上記から、無料回数のあるネット銀行を経由することで、0円で振込が可能となります。
まとめ:三菱UFJ銀行からの振込はネット活用が鍵
高額な資金を効率よく振り込むには、三菱UFJ銀行のインターネットバンキングを活用するか、無料振込特典のあるネット銀行を中継するのが最適解です。窓口やATMは割高なので、急ぎでない限りは避けるのが賢明でしょう。今後も振込機会が多い場合は、振込無料特典がある銀行口座の開設も検討する価値があります。
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