銀行窓口で10万円以上の振込をする時に知っておきたいこと|手数料・本人確認書類・現金の扱い方

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銀行窓口で10万円以上の振込をする機会がある方にとって、手数料の支払い方法や本人確認書類の取り扱いは不安材料の一つです。この記事では、窓口振込に必要な情報をわかりやすく解説し、事前準備をスムーズに行うためのポイントを紹介します。

振込時の手数料は「上乗せ」で支払うのが基本

銀行窓口で振込をする際は、振込金額と手数料の合計をその場で支払うのが原則です。たとえば、10万円を振り込む場合で手数料が880円なら、合計108,800円を支払う必要があります。

このとき、銀行側から「振込金額と手数料の合計を現金でご用意ください」と案内されるケースが一般的です。「10万円ちょうどを振り込みたい」場合は、あらかじめ手数料分も上乗せして用意しましょう。

手数料は銀行・振込方法・金額により異なる

振込手数料は、振込先の金融機関(同一か他行か)や、現金か口座からの出金かによって大きく変動します。例として、以下のような料金体系があります。

条件 手数料(例)
同行宛(現金) 550円
他行宛(現金) 880円
他行宛(口座) 660円

手数料の詳細は、各銀行の公式サイトや窓口で確認するのがおすすめです。

10万円以上の振込には本人確認書類が必須

2007年の法改正以降、10万円を超える現金振込には本人確認書類の提示が義務化されています。これはマネーロンダリング防止の一環として定められたルールです。

提示可能な書類は以下の通りです。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証 + 公共料金の領収書(補助書類)
  • 在留カード(外国籍の方)

学生証は本人確認書類として有効か?

学生証は基本的には本人確認書類として認められていません。顔写真付きであっても、金融機関が定める公的書類には該当しないため、別の公的書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を用意する必要があります。

万が一、提示できる書類がない場合は、振込が制限されるか、補助書類の提出を求められることがありますので、事前に準備しておくのが安心です。

現金持ち込みと口座引き落とし、どちらが便利?

窓口での振込には「現金持ち込み」と「口座からの引き落とし」の2つの方法がありますが、口座引き落としの方が手数料が安い場合がほとんどです。

たとえば同一銀行間での口座振込なら、現金振込よりも数百円安くなるケースもあり、口座を持っているなら口座振込を選ぶ方がコストを抑えられます

まとめ:スムーズな振込には事前の準備がカギ

銀行窓口で10万円以上を振り込む際は、手数料分を含めた現金を用意し、有効な本人確認書類(学生証以外)を持参することがポイントです。あらかじめ振込金額・手数料・必要書類を確認することで、トラブルなくスムーズに手続きを完了できます。

不明点がある場合は、振込前に銀行に問い合わせておくことをおすすめします。

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