小型金庫に現金はいくら入る?現金2,000万円を収納できるか徹底検証

貯金

もしも幅34.3cm×奥行25.65cm×高さ12.7cmの小型金庫に現金を入れるとしたら、最大でいくら収納できるのでしょうか?特に「2,000万円を入れられるか?」という点は、防犯や現金管理に興味のある人にとって気になるポイントです。この記事では紙幣のサイズから物理的な収納限界、実際の現金の厚み、収納テクニックまで具体的に検証していきます。

1万円札のサイズと厚みの基本知識

日本の1万円札のサイズは横160mm×縦76mmで、厚みは約0.1mmとされています。つまり、100枚(=100万円)を重ねた場合の高さは約1cmになります。

また、100万円の束(通称:札束)は実際には長さ16cm、幅7.6cm、高さ1cm程度の直方体となり、体積は約121cm³です。

金庫の内寸と収容可能な札束数の試算

今回の金庫サイズ(幅34.3cm×奥行25.65cm×高さ12.7cm)から、金庫内の有効体積はおよそ11,198cm³です。ただし、内寸は製品ごとに異なり、壁の厚さやロック機構を除いた内寸はやや小さくなります。ここでは90%の利用効率で計算します。

11,198cm³ × 0.9 ≒ 10,078cm³

札束1つの体積が約121cm³なので、理論的には10,078 ÷ 121 ≒ 約83束(8,300万円)を収納可能ということになります。

現実的に収納できる金額の目安

とはいえ、札束をきれいに隙間なく詰め込めるとは限りません。手が入らない部分、多少の隙間、仕切りや耐火材によるスペース減も考慮すると、実際には70束(7,000万円)前後が現実的な上限となるでしょう。

つまり、質問にある「2,000万円」は十分収納可能であり、約20束に相当します。金庫のスペースから見てもまだ余裕があります。

より多く入れるコツと注意点

より効率よく現金を収納するには、以下の点がポイントになります。

  • 札を100枚ごとに帯封でまとめて重ねる
  • 金庫の幅方向・奥行方向に無駄なく配置する
  • 平積みではなく、縦横交互に重ねることで高さを抑える

ただし、防湿剤の設置や通気性の確保、耐火性能も忘れてはいけません。

現金保管のリスクと代替手段

現金を自宅で大量に保管することには、盗難、火災、水害などのリスクがあります。可能であれば以下のような分散も検討しましょう。

  • 銀行の貸金庫
  • 分散投資による資産運用
  • 電子マネーや預金口座での管理

特に数百万円以上を物理的に保管する場合、金庫の耐火性能や設置場所の工夫(床への固定など)も重要です。

まとめ:1000万円以上の現金も収納可能、ただし管理には注意を

今回紹介したサイズの金庫には、理論的には数千万円の現金を収納することが可能です。2,000万円程度であれば問題なく入る計算になります。

しかし、大金を現金で保管することにはリスクが伴います。セキュリティ対策を万全にし、場合によっては金融機関やプロのアドバイザーの活用も検討しましょう。

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