国民年金と厚生年金の支払い年齢について：60歳で終わるのか？

国民年金と厚生年金に関する疑問の一つに、支払い年齢についての質問があります。特に、定年が65歳であっても、60歳で国民年金の支払いが終了するのかどうかが気になる方も多いでしょう。この記事では、その点について詳しく解説します。

1. 国民年金と厚生年金の基本的な仕組み

国民年金は、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入する制度です。一方、厚生年金は、会社員や公務員などが加入する年金で、60歳以上の人でもそのまま加入し続けます。

国民年金の支払いは、基本的に60歳までです。これは、国民年金が「第1号被保険者」や「第2号被保険者」として、20歳から60歳までの間に加入が義務付けられているためです。60歳になると、国民年金の支払いは終了し、その後は老齢基礎年金の受給が始まります。

定年後、65歳まで厚生年金の支払いは続きます。60歳以上でも厚生年金に加入し続けることができます。つまり、65歳まで厚生年金は給与から引かれることになります。

60歳を過ぎてからは、国民年金の支払いは不要ですが、厚生年金はそのまま続きます。具体的には、60歳から64歳までの間も厚生年金は引き続き支払われます。特に注意すべき点は、国民年金の受給は65歳から始まるため、それまでの年数を待つ必要があることです。

60歳で国民年金の支払いが終了するのは事実ですが、その後も65歳まで厚生年金が支払われることに留意する必要があります。もし自分の年金制度に関して不安な点がある場合は、年金事務所や社会保険労務士に相談して、詳しい情報を得ることをお勧めします。