イベント参加後などに交通費を精算するため、Suicaで利用した乗車分の領収書が必要になる場面は多くあります。特にカードタイプのSuicaを利用している場合、スマホアプリのように履歴確認や領収書発行が簡単にできないと感じる方もいるかもしれません。本記事では、カード型Suicaの利用履歴から交通費の証明を行う方法をわかりやすくご紹介します。
Suicaでの乗車履歴を確認するには?
カードタイプのSuicaでは、スマートフォンアプリからの直接確認はできませんが、次の方法で利用履歴を確認できます。
- JR東日本の駅にある「多機能券売機」や「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」
- 駅の窓口での利用履歴印字依頼(有人窓口)
特に「多機能券売機」では最新20件程度の利用履歴を印刷できます。これを証明資料として利用できる場合がほとんどです。
利用履歴印字の手順(券売機編)
以下は多機能券売機でSuicaの履歴を印字する手順です。
- JR駅の改札外にある多機能券売機へ行く
- Suicaを挿入する
- 「履歴印字」または「利用履歴照会」のメニューを選択
- 印字を選んでレシート形式の利用明細を受け取る
この明細には、乗車日・区間・利用金額などが記載されており、交通費の精算に必要な情報が揃っています。
公式な領収書が必要な場合の対応
もし所属団体や企業から「正式な領収書」の提出を求められる場合は、JR東日本のお客様センターに問い合わせ、所定の書類(利用証明書)を発行してもらう方法もあります。
ただし、発行までに日数がかかるため、急ぎの場合は履歴印字の明細を代替資料として使うのが現実的です。
VIEW ALTTEを利用する方法
Suicaの履歴を確認できる端末として「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」も活用できます。
- Suicaカードを挿入
- 「ご利用明細表示・印刷」を選択
- 印字を選んでレシートを取得
この方法はクレジットチャージ機能付きSuica(例:ビューカード)に適していますが、通常のSuicaでも一部の機能が使えます。
スマホに登録するのは可能?
一部のカード型Suicaはスマホへ取り込むことが可能ですが、取り込みと同時にカード自体は使えなくなります(Android・iPhone対応端末でSuicaアプリ使用)。
以後はモバイルSuicaとしての利用となり、スマホ上で履歴・領収書管理が簡単になります。頻繁に交通費を申請する方にはおすすめです。
まとめ:Suicaの履歴印字は即日対応可能で便利
カードタイプのSuicaでも、多機能券売機やVIEW ALTTEでの履歴印字により、乗車実績を証明することができます。正式な領収書が必要であれば、駅窓口やJRに直接依頼することも可能です。
急ぎの場合や簡易な証明で十分な場面では、履歴印字のレシートを提出することでスムーズに交通費精算を行うことができます。
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