スマホ決済サービス「PayPay」は、誰でも簡単に始められる便利なアプリですが、「本人確認完了」というプロセスを済ませることで使える機能が大きく広がります。本人確認をするとどんな違いがあるのか、なぜ必要なのか、利用者目線でわかりやすく解説します。
PayPayの「本人確認」とは？
PayPayの本人確認とは、アプリ上で本人情報（氏名・住所など）と顔写真付きの身分証明書（運転免許証、マイナンバーカードなど）を提出し、運営側がユーザーの本人性を確認する仕組みです。
これは犯罪収益移転防止法（いわゆるマネロン対策）に基づき、一定の機能を利用するためには必須となっている手続きです。顔認証の仕組みを使ってスマホ上で完結するため、時間も数分〜数時間で済むことがほとんどです。
本人確認で利用できるようになる主な機能
- PayPayマネーの送受信機能が解禁（送金・受け取り）
- PayPay銀行への出金が可能
- 青いバッジ（本人確認済みマーク）が表示される
- PayPayあと払い、ボーナス運用、外部連携機能の利用幅が広がる
とくに、他人から送金されたPayPay残高を銀行口座に出金する場合、本人確認が必須になります。逆に、本人確認が済んでいない状態では、チャージして買い物するだけに限られ、PayPayの真価を十分に発揮できません。
本人確認をしないとどうなる？
本人確認未完了のアカウントでは、「PayPayマネーライト」としてチャージ・利用される残高に制限され、個人間送金や出金、あと払い機能などが使えません。
たとえば、家族や友人からPayPayで送金してもらいたくても、相手は送金操作できず「本人確認が必要です」と表示されてしまいます。
セキュリティや不正利用防止の観点からも重要
本人確認を済ませておくことで、PayPayのセキュリティレベルも一段と高まります。身元が確認されたアカウントであることが明示され、不正利用のリスクが軽減されると同時に、トラブル時のサポート対応もスムーズになります。
また、万一のトラブル発生時でも、本人確認済みアカウントであれば取引履歴やチャージ履歴が明確で、カスタマーサポートが優先的に対応してくれるケースもあります。
本人確認の方法と流れ
PayPayアプリの「アカウント」＞「本人確認をする」から、案内に従って操作します。基本的には、以下の手順で完結します。
- 身分証の撮影（表面・裏面）
- 顔写真の撮影（スマホカメラでその場で）
- 情報の自動照合・確認（通常1時間以内〜最長2日）
顔写真の写り具合や身分証の鮮明度が基準を満たしていない場合は、再提出を求められることもあるため、明るい場所でしっかり撮影することが重要です。
まとめ：本人確認でPayPayの可能性が広がる
PayPayの「本人確認完了」は、面倒な手続きに見えるかもしれませんが、実際は数分で終わる簡単な作業です。その後は送金や出金、さまざまな決済サービスが利用可能になり、セキュリティも大幅に強化されます。
「なぜ必要なのか」と迷っている方ほど、一度完了させておくとPayPayをより安心・快適に使えるようになるでしょう。
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