後期高齢者医療制度に加入している方の保険証は、原則として有効期限が1年間と定められており、毎年更新が行われます。特に7月末で保険証の期限が切れる方は、8月から使用できる新しい保険証が自動的に郵送されてくる仕組みとなっています。本記事では、保険証の更新手続きや注意点について詳しく解説します。
後期高齢者医療保険証は毎年自動更新される
後期高齢者医療制度の保険証は、毎年7月末に有効期限を迎える形式となっており、新しい保険証は毎年7月中旬ごろに市区町村の保険担当窓口から加入者の住所へ郵送で届きます。そのため、特別な申請をしなくても、加入者が住所変更などをしていなければ、自動的に手元に届くのが一般的です。
ただし、住民票の住所と実際に住んでいる住所が異なる場合や、転居届を出していない場合には郵送されないことがあるため注意が必要です。
新しい保険証が届くタイミングと見逃し注意点
新しい保険証は、通常7月10日〜20日ごろに普通郵便で発送されます。届くまでには数日かかる場合もあるため、7月末までに届いていない場合は、市区町村の保険年金課などの窓口に早めに確認しましょう。
高齢者の場合、郵便物を見落とすこともありますので、家族が一緒に確認しておくことをおすすめします。また、誤って古い保険証を使い続けてしまうと、医療機関で受付を断られるケースもあるため、新旧の入れ替えも忘れずに行いましょう。
郵送が来ないときの対処法
以下のようなケースでは、保険証が届かないことがあります。
- 転居後に住民票の変更をしていない
- 世帯主変更などにより郵送先情報に不備がある
- 保険料の未納やその他手続き上の不備がある
このような場合は、本人確認書類を持参のうえ、住民票のある市区町村の窓口に出向いて再発行を依頼することで対応可能です。手続き当日にその場で新しい保険証を受け取れる自治体も多くあります。
古い保険証はどうすればいい?
新しい保険証が届いたら、古い保険証は自分でハサミを入れるなどして破棄するか、市区町村の窓口で返却するように案内される場合があります。
間違って使用してしまわないよう、すぐに処分するか、区別できる形で保管しておくとよいでしょう。病院や薬局でも、提示時に有効期限を確認されるため、新旧の保険証を間違えて持参しないようご注意ください。
まとめ:保険証の更新は自動だが、届かない場合は早めに確認を
後期高齢者医療制度の保険証は、原則として毎年自動で更新され、7月中旬頃に郵送で届きます。万が一届かない場合には、市区町村の保険担当窓口に早めに連絡して再発行手続きを行いましょう。
大切な医療保険証ですので、更新時期の確認と届いた際の管理をしっかりと行うことが、安心した医療利用につながります。
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