ATMで現金を引き出したつもりなのに財布に入っておらず、残高を確認しても減っていない——そんな経験に戸惑う方も少なくありません。この記事では、ATMで現金を取り忘れた際に銀行側でどのような対応がなされるのか、そして実際に引き出し操作が完了していたかどうかを確認する手順について解説します。
ATMでの現金取り忘れと「現金収納機能」
多くの銀行ATMには、現金を一定時間取り出さずに放置した場合に備えて「現金自動収納機能」が搭載されています。この機能により、取り忘れた現金はATMに自動的に吸い込まれ、再度口座に戻される仕組みです。
ただし、取引が完了したかどうかにより、実際に引き出されたかはケースバイケースであり、確認が必要です。
取引が完了していなかった可能性
ATMで金額を入力し「引き出し」操作を行っても、何らかの理由で取引が中断した場合(通信エラーや操作途中での取消など)は、口座残高は変動しません。明細が印刷されたような記憶があっても、それが取引完了の証明にはなりません。
このような場合、残高に変化がないのは「お金を引き出したつもりで完了していなかった」ことが考えられます。
ATMに吸い込まれた際の処理
取引が完了し、現金がATMから出たにも関わらず取り忘れた場合、ATMは数十秒後に警告音を発し、操作がなければ現金を収納します。その後、自動的に銀行側で確認処理が行われ、数営業日以内に口座へ返金されることが一般的です。
この返金が行われるまでに時間がかかることがあるため、インターネットバンキングで即時に確認しても「減っていない」と見えることがあります。
確認すべき具体的な手順
- まずATM利用明細や通帳記帳で「取引が完了していたか」を確認
- インターネットバンキングでの残高変動を複数日間確認
- 心当たりがない場合は、三井住友銀行のカスタマーサポートや支店窓口に問い合わせ
問い合わせの際は、利用したATMの場所・日時・金額をできるだけ詳細に伝えることでスムーズに調査が進みます。
実例:類似ケースの処理
ある利用者が、1万円を引き出したものの取り忘れた場合、数日後に自動的に口座に返金されていたという報告があります。このような例もあり、銀行側でしっかりと監視・記録がなされていることがわかります。
まとめ:焦らず確認と連絡を
ATMでの現金取り忘れは珍しいことではなく、銀行側も対処の体制を整えています。まずは取引履歴や残高の確認を行い、必要であれば問い合わせましょう。状況によっては返金処理がされるまでに時間がかかることもあるため、焦らず対応することが大切です。
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