バイク保険で“ブラックリスト”状態から抜けるには？等級制度と事故後の再契約ルールを徹底解説

フードデリバリーで125ccバイクを利用中、複数回事故対応やレッカー依頼があった場合、更新時に保険会社から条件付き契約を提示されるのはよくある流れです。この記事では、いわゆる“ブラックリスト入り”の仕組みや、どれくらいの期間で通常の等級に戻せるのかを丁寧に解説します。

1. バイク保険の等級制度と事故影響

自動車・バイク保険では、無事故で継続すれば等級が上がり、保険料割引が増える仕組みです。一方、保険金を使うと等級が大きく下がり、事故あり係数適用で割増率がつきます。

特にレッカー要請や追突・もらい事故でも保険金を受け取ると事故扱いになり、翌年の等級ダウンや×付帯の割増対象となります。

等級が下がると、無事故状態に戻しても元の水準に戻すのに数年かかります。事故1回につき一般的には3～5年間は割増状態が継続とされ、完全な“リセット”には最短でも3年、通常は5年以上無事故が必要です。

なお、等級制度の詳細やリセット条件は保険会社によって異なり、搭乗頻度や事故内容によっても扱いが変わります。

更新条件に「新規契約扱い」「等級なし」「保険料大幅増」の提示があった場合、以下の対応が考えられます。

・事故から3年以上無事故を続けて、自動車保険の制度に沿ったリセットを狙う。

・次回保険更新前に保険会社や代理店に相談し、割増期間の残存や等級戻しのスケジュールを確認する。

たとえ“ブラックリスト状態”になっても、事故から3～5年間無事故を続ければ等級と保険料の持ち直しは可能です。焦らず、現行契約の内容を見直しながら、無事故継続に向けて計画を立てることが大切です。

ぜひ保険会社や代理店にも相談し、あなたの利用スタイルに最適なプランを見つけてください。