大規模なイベントチケットをデビットカードで申し込んだ際に、当選発表前にもかかわらず一時的に引き落とされた金額が返金される現象に驚いた方は多いでしょう。特に楽天チケットなどでの人気イベント、たとえば「長岡花火大会」のような抽選販売ではこのような状況が発生することがあります。本記事ではその仕組みと注意点をわかりやすく解説します。
楽天チケットの決済プロセスとは?
楽天チケットでは、抽選制イベントに申し込んだ際、デビットカードやプリペイドカードでの支払いは「即時オーソリ(仮押さえ)」が行われます。これは「当選した場合に備えて」一時的に残高を確保する仕組みです。
たとえば、第二希望に高額な席を選択した場合、その金額でオーソリがかかり、残高から一時的に差し引かれますが、実際の決済(売上確定)は当選後に行われます。
オーソリキャンセル=落選とは限らない
デビットカードやプリペイドカードでは、仮押さえが自動的に一定日数後に解除されることがあります。つまり、当落発表の前に一時的に返金されたとしても、それが落選を意味するとは限りません。
実際、オーソリが解除された直後に当選メールが届き、再度別の名義で本請求がかかるケースもあります。カード会社と楽天チケット側の処理のタイミングのずれにより、ユーザーの口座には返金が見える一方、当選処理は裏で進行している場合があります。
例:長岡花火大会チケットのケース
長岡花火大会のように需要の高いチケットは、第一希望・第二希望と複数登録が可能です。高額な第二希望で仮押さえされたオーソリが返金されたとしても、第一希望で当選している場合もあるため、最終的な当選結果が出るまでは判断を下すのは早計です。
ある利用者は「第二希望分のオーソリが返ってきた=落選」と思っていたところ、第一希望で当選していたというケースも報告されています。
楽天チケットとカード会社の連携の実態
楽天チケットがオーソリを行う段階ではまだ抽選結果が確定していません。カード会社側では、オーソリ期間(通常7日~30日)が過ぎると、自動的に利用明細から解除され、返金処理が行われることになります。
このとき、「返金=処理キャンセル」ではなく「売上が未確定」だから戻ったというだけなので、当落結果と結びつけるのは早いといえます。
気をつけたいポイントと今後の確認方法
- 当落発表の正式な通知を待つこと(楽天チケットマイページまたはメール)
- カード会社の明細は確定処理ではなく参考程度に見る
- 仮押さえ解除後に再度決済が入る可能性もあるので、残高管理に注意
特に楽天チケットでは人気イベントでは処理が集中するため、タイムラグが起こりやすいことも理解しておきましょう。
まとめ:焦らずに当選発表を待つ姿勢が大切
デビットカードで楽天チケットを利用した場合、一時的に引き落とされた金額が戻ってくることがありますが、それはあくまでカード会社のオーソリ解除によるものです。それが即ち「落選」を意味するとは限らず、当落結果は公式通知で確認するのが最も正確です。
不安なときは楽天チケットの公式サポートやカード会社に確認を入れましょう。仕組みを知っていれば、不必要な心配を減らせます。
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