最近の物価高で「あなたの家計に占める食費は上がりましたか?」「どれくらい上がったのか気になる…」という方は多いはず。本記事では統計データや調査結果をもとに、家計の実際の変化を丁寧に解説します。
国の統計で見る食費の割合の上昇(エンゲル係数)
総務省の家計調査によると、2024年の2人以上世帯のエンゲル係数(消費支出に占める食費の割合)は28.3%と、1981年以来の高水準となり、食料品の高騰が家計を圧迫している実態が浮き彫りになっています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
食品物価の上昇がこの係数の押し上げ要因と分析されており、とくに米や野菜が著しく値上がりしています。
食費が「1万円以上」増加したと感じている家庭多数
PRタイムズの調査では、実に77.4%の世帯が1年前と比較し食費が増えたと回答。
うち「1万円程度上がった」と答えた家庭が42.2%、「2万円程度上がった」27.3%にのぼり、1~2万円単位での上昇を感じている家庭が多数であることが明らかになりました :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
さらに、半数超が“月5,000円以上の増加”を実感
食品宅配Oisixの調査では、55%の家庭が月あたりの食費が5,000円以上増加したと実感。
うち40%の家庭は「9,000円以上」上がったとも回答しており、かなりの負担増となっています :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
物価推移の背景:食品インフレ率と物価全体の傾向
2025年4月時点、日本の食料品価格の前年比上昇率は約6.5%、これは前月の7.4%からやや鈍化していますが、依然として高水準です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
生鮮食品、とくに米や野菜の値上がりが家計への圧迫要因であることが、中央銀行や統計でも指摘されています :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
消費者心理と対策:節約意識が高まる家庭の現状
同調査では、食費を節約しようと意識する家庭は85.5%。
具体的な対策として、「自炊する」「外食減らす」「安い商品・値引き品を選ぶ」などが、家計防衛の手段として多く挙げられています :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
まとめ:家計の食費負担は「月+5,000〜2万円」が目安
結論:物価高により、家計の食費は実際に月間で5,000円〜2万円程度増加している家庭が多数です。これは統計・調査の双方から裏付けられており、今後も節約意識や対策が重要な時代が続くでしょう。
ご自身の家計と照らし合わせながら、無理のない範囲で賢く対策を立てていきましょう。
コメント