大雪の影響で庭のフェンスが破損した場合、「火災保険で直せるのでは?」と考える方は少なくありません。実際、補償の範囲に自然災害が含まれる火災保険なら、対象となるケースがあります。本記事では、火災保険で庭のフェンスが補償される条件や注意点を解説します。
火災保険は雪害にも対応するのか?
火災保険は火災だけでなく、多くの自然災害に対応しています。特に「雪害」は、多くの保険商品で補償対象となっており、雪の重みや落雪によってフェンスやカーポートが壊れた場合などがこれに該当します。
ただし、契約しているプランの補償範囲が「雪害」を含んでいるかどうかがポイントになります。一番良いプランに加入している場合は、雪害もカバーされている可能性が高いですが、念のため保険証券を確認しましょう。
フェンスは建物か?家財か?それともその他の設備?
庭のフェンスは多くの保険会社で「建物付属設備」として扱われます。よって、建物に対する補償に「雪害」が含まれていれば、原則としてフェンスの破損も補償対象になります。
ただし、ブロック塀や独立した設備の扱いについては保険会社により異なる場合もあるため、補償範囲の明確化が必要です。
保険金請求の流れとポイント
フェンスが破損した場合は、まず破損状況の写真を撮っておくことが重要です。その後、以下の手順で手続きを進めましょう。
- 保険会社または代理店へ連絡
- 事故の詳細説明(日時・原因・状況)
- 被害状況の写真提出
- 現地調査(場合によっては不要)
- 見積書の提出
雪が原因であることが明確であれば、スムーズに保険金が支払われる可能性が高くなります。
自己負担になるケースと注意点
以下のようなケースでは補償が受けられない場合があります。
- 経年劣化による破損
- 地震や津波による損害(火災保険では対象外)
- 風災補償のみで雪害が補償対象外の場合
また、多くの火災保険には「免責金額」が設定されており、例えば自己負担が1万円ある場合、修理費用がそれ以下なら保険金は支払われません。
実例:火災保険でフェンス修理ができたケース
東京都在住のAさんは、2023年2月の大雪で木製フェンスが一部倒壊。加入していた火災保険は「雪害」に対応していたため、修理費用8万円のうち7万円が保険金として支払われました(免責1万円)。
写真と見積書を提出しただけで、現地調査は不要だったとのことです。
まとめ:一番良いプランなら可能性大、まずは確認を
庭のフェンスが雪によって壊れた場合、火災保険の補償対象となる可能性は十分にあります。特に「一番良いプラン」に加入しているのであれば、雪害補償が含まれているケースが多く安心です。
まずは保険証券を確認し、補償対象かどうかをチェック。わからなければ保険会社や代理店に相談するのが早道です。
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