同棲を始めると避けて通れないのが「生活費の分担」。年収や支出内容、家事の負担までを加味しながら、お互いに納得できる方法を見つけることが大切です。
生活費の分担方法は主に3パターン
同棲カップルの生活費分担方法には、主に以下の3つの考え方があります。
- 完全な折半
- 年収比に応じた割合で負担
- 家事や利用割合に応じて調整
それぞれにメリット・デメリットがあり、どれが正解というわけではありません。重要なのは、双方が納得できるバランスを話し合うことです。
年収比での分担は合理的だが万能ではない
多くのカップルが取り入れているのが、年収比による分担です。たとえば、収入が30万円と20万円のカップルなら、生活費も6:4の割合で出し合うという考え方です。
一見公平に見えますが、食事量や光熱費の使用割合、家事の負担といった実質的な「消費」の違いまではカバーできません。
利用度に応じた負担調整も検討を
生活費の中には、個人差が大きい支出も含まれます。たとえば「通信費」は、ゲームなどの利用者に依存する傾向があります。
このような費目は、利用していない側が負担するのは不公平という意見もあります。具体的には、ゲーム用Wi-Fiの月額料金を全額折半せずに、主に使う人が多めに負担するのが合理的です。
家事の負担は“目に見えないコスト”
家事労働は金銭に換算されにくいものの、労力としての対価が確実に存在します。7割以上を担っている場合、金銭的な負担とのバランスを見直す余地があります。
たとえば、パートナーが月2.5万円多く出していることを「家事負担の対価」として妥当かどうか、話し合うことは非常に重要です。
円満な同棲生活のための話し合いのコツ
金銭の話題はデリケートですが、長期的な関係を築くうえで避けて通れません。話し合いの際には以下を心がけましょう。
- 感情的にならず、事実ベースで冷静に
- お互いの負担や不満を率直に伝える
- 一度で結論を出そうとせず、継続的に見直す
「もっと負担してほしい」ではなく、「こういう理由でバランスを考え直したい」と伝えると、話しやすくなります。
まとめ:生活費の“正解”はふたりの納得にある
生活費の分担に正解はありませんが、年収、生活の実態、家事の貢献度を総合的に考慮することが大切です。
現状に疑問を感じた時点で話し合いをするのは健全なこと。無理せず、納得できる負担の形を見つけていきましょう。
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