貯金箱やおつりで気づけば増えてしまう1円玉や5円玉。見た目以上にかさばり、使い道に困ってしまう人も多いのではないでしょうか。最近では金融機関での硬貨取扱手数料も話題になっており、正しい処分方法や活用法を知っておくことが大切です。本記事では、そんな小銭の効果的な使い道や、節約につながる手数料回避術を紹介します。
1円玉・5円玉は銀行で両替できる?注意点と手数料
まず最もオーソドックスな方法は、銀行窓口での両替です。しかし2022年以降、多くの銀行では硬貨の枚数によって手数料が発生するようになりました。
たとえば、三菱UFJ銀行では50枚までは無料、それ以上は有料(例:110円~)。ATMによる預け入れでも、枚数に応じた手数料がかかることがあります。枚数制限を超えないように小分けで預け入れるなどの工夫が必要です。
コンビニ募金や店頭募金で社会貢献に
使いづらい小銭は、募金という形で社会に役立てるのも一つの方法です。セブンイレブンやローソンなどの大手コンビニでは、店頭レジ横に募金箱が設置されています。
また、日本赤十字社やユニセフなどの団体にも、郵送・窓口・イベント会場での募金が可能です。財布や貯金箱の中で眠らせるより、意味のある形で手放すことができます。
小銭を日常生活で賢く使い切るテクニック
- スーパーやドラッグストアのセルフレジで小銭優先で支払う
- 100円ショップなど現金払いが主流の店でまとめて使う
- 小銭が使える券売機(切符・飲料)を活用する
特にセルフレジは大量の小銭を一気に投入できるタイプもあり、1円玉や5円玉の処分に最適です。混雑時を避けて利用するのがマナーです。
地域によっては市役所や図書館で回収を実施
自治体によっては、小銭を含む未使用硬貨の回収キャンペーンや「エコバンク」の設置を行っているケースがあります。集められた小銭は、地域福祉活動や災害支援などに使われます。
お住まいの市区町村役場のホームページで「硬貨 募金」「小銭 回収」などのキーワードで検索してみるとよいでしょう。
注意:郵便局や金融機関での硬貨取り扱い手数料が導入されています
ゆうちょ銀行でも、2022年以降は硬貨の預け入れに手数料が必要となりました。たとえば1〜25枚で110円、26〜50枚で220円など、意外と高額になることも。
複数回に分けて入金したり、現金以外の方法で貯金するスタイルに見直すことも有効です。
まとめ:1円玉・5円玉は価値あるお金、賢く使えば無駄なし
使いづらいからといって放置されがちな1円玉や5円玉も、工夫次第で家計にも社会にも役立てることができます。手数料や手間を回避する方法を知っておくことで、無駄な出費を抑えられます。
これを機に、財布や引き出しの中の小銭を整理して、もっとスマートなお金の使い方を始めてみませんか?
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