なぜコンビニATMは新札が多く、銀行ATMは旧札が出るのか?その理由を解説

家計、貯金

ATMから出てくるお札が新札だったり、逆にくたびれた旧札だったりと、利用する場所によって差を感じたことはありませんか?特に「セブンイレブンなどのコンビニATMは新札が多く、銀行ATMでは旧札が目立つ」との声をよく耳にします。今回はこの違いの背景について詳しく解説します。

コンビニATMと銀行ATMの補充システムの違い

大手銀行のATMは、店舗内に設置されている場合が多く、補充される現金は銀行内での資金循環を反映しています。つまり、他の利用者が預け入れた現金がそのまま引き出し用として使われることが多く、結果的に旧札も混在しやすくなるのです。

一方、セブン銀行などのコンビニATMでは、現金補充は外部業者が一括して行うことが多く、その際に銀行から仕入れた新品の現金(新札)を中心に補充する傾向があります。そのため、引き出されるお札が新札である確率が高くなるのです。

新札の需要とコンビニATMの対応

コンビニATMは、ビジネスパーソンやお祝い用の現金準備など、「新札が欲しい」というニーズに対応できるように、新札を多めに補充する戦略を取っていることがあります。これはサービス満足度向上の一環として位置付けられています。

特に年末年始や入学・就職シーズンなど、新札の需要が高まる時期には、通常より新札率が高くなるケースもあります。

三井住友銀行などのATMが旧札になる理由

三井住友銀行をはじめとする都市銀行では、ATMに預けられた現金を再利用することで効率を図っているため、結果として旧札のまま流通し続ける仕組みになっています。もちろん、破損レベルの高い紙幣は自動的に回収されますが、多少の折れや汚れでは再流通する仕組みです。

このように、コスト削減や現金循環の合理化の観点から、旧札の使用が進んでいます。

「新札が欲しい」ならどうする?

確実に新札を入手したい場合は、以下の方法が有効です。

  • セブン銀行やローソン銀行などのコンビニATMを利用
  • 銀行窓口で直接両替を依頼(ただし有料化されているケースも)
  • 年末などの新札需要期を狙ってATMを利用

ただし、ATMの新札率は100%ではないため、重要な用途(結婚式・香典など)の場合は窓口利用が確実です。

まとめ:新札と旧札の違いは「補充方法」による

セブンイレブンなどのコンビニATMでは、流通経路の違いから新札が出やすく、銀行ATMでは現金の再利用によって旧札が混ざりやすいという背景があります。用途に応じて使い分けることで、より満足度の高いキャッシュ利用が可能になります。

「なぜこのATMはいつも旧札なんだろう?」という疑問が晴れたら、次回からは新札を狙って賢くATMを選んでみてはいかがでしょうか。

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