定期預金の金利は固定と変動、どちらが得?オリックス銀行の1年と5年の金利比較で賢く選ぶ方法

貯金

2025年現在、各ネット銀行を中心に定期預金の金利が過去に比べて上昇傾向にあります。中でもオリックス銀行の定期預金は高金利で注目を集めており、特に1年もの1.2%、5年もの1.5%といった選択肢は魅力的です。しかし、今後さらに金利が上がるかもしれないと考えると、どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。この記事では、金利の見通しと定期預金の選び方について詳しく解説します。

定期預金の金利が上昇している背景

日本では長らく超低金利時代が続いていましたが、2024年以降、日銀がマイナス金利政策を解除した影響で、各金融機関が相次いで定期預金の金利を引き上げました。これにより、ネット銀行では1%を超える金利が登場し、預金先を見直す動きが活発になっています。

特にオリックス銀行やSBJ銀行、あおぞら銀行などは競争力のある金利を提示しており、注目度が高まっています。

5年定期と1年定期の金利差はどれほどのメリットがあるか?

例えば、100万円をオリックス銀行の5年定期1.5%に預けた場合、利息(税引前)は約76,000円です。一方、1年定期1.2%を毎年更新した場合、単純計算で5年後の利息は約60,000円となり、5年定期の方が16,000円多く得られる試算になります。

ただしこれは将来的な金利変動を加味していない単純なモデルです。

将来的に金利はさらに上がる可能性があるのか?

日銀の金融政策やインフレ傾向などを考慮すると、今後数年間でさらに金利が上がる可能性はゼロではありません。しかしそのペースやタイミングは不透明であり、「金利が上がるまで待つ」ことが必ずしも得策とは言い切れません。

たとえば2023年から2025年にかけての金利上昇幅は徐々に鈍化しており、ピークアウトする可能性もあります。

「分散預金」という選択肢も

迷った場合は、1年定期と5年定期の両方に資金を分けて預ける「分散戦略」も有効です。例えば、100万円のうち50万円を1年定期に、残り50万円を5年定期にすると、金利上昇時の柔軟性を保ちつつ、長期の高金利の恩恵も得ることができます。

また、1年定期終了後にその時の金利で再投資するなど、柔軟な運用が可能になります。

定期預金の選び方:金利以外にも注目

金利はもちろん重要ですが、それだけでなく、途中解約の条件や満期後の取り扱い、自動継続の有無なども確認することが大切です。とくに5年定期は途中解約の利率が大幅に下がる場合があるため、急な出費の可能性がある人は注意しましょう。

また、ネット銀行の定期預金はインターネットから簡単に申し込める反面、紙の通帳がないため、資産管理が苦手な方にはやや不安要素となるかもしれません。

まとめ:5年か1年かはライフプランと金利見通し次第

現時点での金利水準だけを見ると、5年定期の方が有利ですが、将来の金利上昇に柔軟に対応したい方は1年定期も十分に魅力的です。特に資産運用を考える上で、「分散」や「流動性の確保」は重要なポイントです。

預金額や将来の資金計画に応じて、自分に最適な選択をしましょう。迷った場合は複数年の定期を組み合わせることも視野に入れて、賢く金利の恩恵を受ける方法を検討してください。

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