大学生でもできる!確定申告の基本と注意点をわかりやすく解説【初めてでも安心】

税金

アルバイト収入や副業がある大学生にとって、「確定申告って難しそう…」というイメージはつきものです。しかし、最近ではネット申告が主流となり、知識がなくても手順通りに進めれば1人でも十分に対応可能です。本記事では、確定申告の基本から、大学生が特に注意したいポイントまでを丁寧に解説します。

そもそも確定申告とは何か?

確定申告とは、1年間に得た収入とそれにかかる税金を国に申告し、必要に応じて税金を納めたり、払いすぎた税金を還付してもらう手続きです。対象者は自営業者や高額副業者だけでなく、アルバイトで年末調整をしていない人や、源泉徴収で税金を払いすぎている人も含まれます。

たとえば、年間のアルバイト収入が103万円以下なら所得税は非課税ですが、それ以上の場合や複数のバイト先がある場合は、申告によって還付が受けられる可能性があります。

大学生が確定申告をする主なケース

大学生が確定申告をする具体的なシチュエーションは次のとおりです。

  • 年末調整をしていないアルバイトで源泉徴収されている
  • 年間のバイト収入が103万円を超えている
  • 副業(YouTube収益・ライターなど)で年間20万円以上の所得がある
  • 医療費控除やふるさと納税の還付を受けたい

たとえば、年間アルバイト収入が120万円あり、税金として2万円引かれていた場合、確定申告を行うことで1万数千円が戻ることがあります

確定申告の手続きにかかる時間と流れ

申告手続きにかかる時間は、初回は1〜2時間程度見ておくと良いでしょう。流れは以下のとおりです。

  1. 必要書類を準備(源泉徴収票・マイナンバーカードなど)
  2. 国税庁の確定申告書等作成コーナーへアクセス
  3. 画面の案内に従って入力
  4. e-Taxで提出または印刷して郵送

2年目以降はマイナンバー連携や過去データの引き継ぎにより、30分程度で完了することもあります。

確定申告の注意点と落とし穴

意外と見落としやすいポイントもあります。

  • 扶養控除の影響:収入が130万円を超えると親の扶養から外れる可能性があります
  • 住民税の申告:確定申告とは別に自治体へ申告が必要な場合あり
  • 必要書類の紛失:源泉徴収票は再発行に時間がかかるので注意

例えば、親の扶養を継続しつつ副業で20万円を超える所得を得ていた大学生が、知らずに無申告だったことで後に追徴課税を受けたケースもあります。

税務署に行かなくても申告できる?

はい、可能です。スマホやPCからe-Taxを使って申告する大学生も年々増えています。マイナンバーカードと対応スマホがあれば、コンビニに行かずに手続きが完結します。

ただし、初めての申告で不安な場合は税務署に相談したり、確定申告時期に設置される無料相談会を活用するのもおすすめです。

まとめ:確定申告は大学生でもできる!知識より行動が大事

確定申告は決して難しくありません。むしろ、早めに経験しておくことで社会に出てからの税務知識が身につき、大きなメリットになります。まずは自分の年間収入を確認し、対象かどうか判断しましょう。「なんとなく難しそう」で避けるより、一歩踏み出してみることが節税にもつながります。

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