中国でAlipay(支付宝)を使いたいときに、「楽天デビットカードを連携すれば利用できるのか?」と気になる方もいるでしょう。本記事では、外国発行のVisa/JCBデビットカードとの連携可否、実際の利用環境、代替策についてまとめています。
Alipayへの海外カード登録は可能か
Alipay(International版)は、Visa、Mastercard、JCB、Diners Clubなどの海外発行カードを銀行カードとして登録できる仕組みがあります。ただし登録できても、中国国内で正常に決済できるかはカード発行国や発行会社により異なります。([参照]
楽天デビットカード(Visaなど)も一応リストに含まれる可能性がありますが、実際に決済が通る保証はありません。
残高チャージ(チャージ式利用)は難しい
Alipayアカウントへのチャージ(残高にトップアップ)については、現在は中国本土発行のデビットカードのみ対応しており、海外カードやクレジットカードからのチャージは原則不可です。([参照]
そのため、楽天デビットカードを使ってAlipay残高にチャージすることは事実上できません。
中国で実際に使えるのか?制限や注意点
海外カードを登録しても、実際にQR決済で正常に利用できるかはAlipay側の審査と決済システム次第です。一部のトランザクションでは「リスクあり」と判断され、ブロックされるケースも報告されています。([参照]
また、多くの店舗ではAlipayのアプリから直接QRコードを読み込んでもらう形式であり、Tourcardなどの方式と異なり、チャージ型残高が必要な場合もあります。
代替手段としてのTourcard(Tour Pass)とは
海外利用者向けの簡易プリペイド口座「Tourcard」を使えば、Visaなどでトップアップした資金を利用して中国国内で支払い可能です。ただし有効期間(例:180日)やチャージ手数料(約5%)の制限があります。([参照]
楽天デビットカードでTourcardへチャージできれば、それを使ってQR決済可能なケースは増えます。
まとめ:楽天デビットカードだけでは確実な利用は難しい
楽天デビットカードをAlipayに登録できる可能性はありますが、残高チャージ手段がないため、中国での実用性は限定的です。チャージ式でなくリアルタイム決済が通る保証もなく、リスクがあります。
実際に中国で使いたい場合は、Tourcardの利用や、UnionPayブランドのカード(中国国内対応)、あるいは現地の銀行口座を併用するなど、安全性を確保できる方法を検討するのが得策です。
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