【節約術】米に押麦を混ぜて炊くと食費は安くなる？メリット・デメリットを徹底解説

家計を見直す中で、主食のコストを抑える工夫として「米に押麦を混ぜる」という方法があります。押麦は栄養価が高く、価格も比較的安いため、節約につながるのか気になる方も多いはずです。今回は、押麦入りご飯が食費に与える影響や、導入する際のポイントについて詳しくご紹介します。

押麦とは？白米との違いと価格比較

押麦は大麦を蒸して平らにした加工穀物で、食物繊維が豊富なのが特徴です。白米と比べてもちもち感があり、独特の風味もあります。

価格面では、スーパーで売られている押麦は1kgあたり300円〜500円程度。白米が1kgあたり400円〜600円と考えると、押麦のほうがやや安価です。さらに押麦を1〜3割混ぜるだけでもコストダウンが見込めます。

例えば、毎日3合（約450g）の米を炊く家庭で、白米だけだと1ヶ月で約13.5kg消費します。これを2割を押麦に置き換えると、米消費は10.8kg、押麦は2.7kgとなります。

仮に白米1kg=500円、押麦1kg=350円とした場合：
全白米の場合：13.5kg × 500円 = 6,750円
押麦2割混合：(10.8kg × 500円) + (2.7kg × 350円) = 5,400円 + 945円 = 6,345円
→ 1ヶ月あたり約400円の節約

押麦は水溶性食物繊維「β-グルカン」が豊富で、血糖値の急上昇を抑えたり、腸内環境を整える効果が期待されています。

さらに、白米よりも噛みごたえがあるため、少量で満腹感が得られやすく、食べ過ぎ防止にもつながります。これは間接的な節約にも貢献します。

押麦は水を多く吸うため、白米だけよりも水をやや多めにして炊くのがポイントです。基本的には押麦1に対して水2〜2.5倍が目安です。

また、米と押麦は一緒に研がず、別に軽く洗ってから混ぜると雑味を抑えられます。白米8：押麦2の割合が初心者にはおすすめです。

押麦独特の食感や香りに慣れない人もいるため、まずは少量（1割程度）から始めるのが安心です。子どもや高齢者には、やや柔らかめに炊くと食べやすくなります。

また、食物繊維が多い分、胃腸が弱い人には一時的に膨満感を感じる場合もあるため、体調に応じて調整しましょう。

押麦を白米に混ぜて炊くことで、1ヶ月あたり数百円単位の節約が可能です。加えて、健康面でも嬉しい効果が期待できるため、「節約＋栄養改善」を目指す家庭には特におすすめです。

食費を無理なく見直したい方は、押麦の活用をぜひ検討してみてください。