海外や国内旅行で便利な予約サイト「Booking.com」ですが、現地払いのプランでもキャンセル料が発生するケースがあります。特にキャンセル料100%と記載されている場合、対策を誤ると意外なトラブルにつながることも。本記事では、無断キャンセルやデビットカード対策の可否、法律面も含めて詳しく解説します。
現地払いでもキャンセルポリシーは厳守される
「現地払い＝自由にキャンセル可能」と思いがちですが、それは誤解です。Booking.comでは予約完了時点で利用規約に同意しており、ホテルが定めたキャンセルポリシーもその一部です。キャンセル料が100%と明記されている場合、宿泊しなくても支払い義務が生じます。
つまり、宿に行かずに「無断キャンセル」しても、契約上は料金を請求されるのが一般的です。
カード情報はキャンセル料徴収に利用される
多くの予約では保証としてクレジットカードまたはデビットカードの登録が求められます。この情報は、実際に宿泊しなくてもキャンセル料を請求する目的で使われることがあります。
クレジットカードなら決済され、デビットカードでも即座に残高から引かれる可能性があります。
デビットカードの残高をゼロにすれば逃げ切れる？
確かに、デビットカードは口座残高がなければ引き落としできません。しかしこれは契約上の支払い義務を回避するものではなく、「支払い逃れ」と見なされるリスクがあります。
銀行やBooking.comが強制的に法的措置を取る可能性は低いですが、アカウント停止や今後の予約制限、信用情報への影響の懸念も無視できません。
無断キャンセルは信頼を失う行為
キャンセル料の支払いを回避しようと無断キャンセルすることは、ホテル業界でも重大なマナー違反とされています。
実際、Booking.comでは一定数の無断キャンセルがあると「事前決済のみ」「返金不可のみ」といった厳しい条件しか選べなくなることがあります。
どうしても支払えない時の対応策
経済的事情などでキャンセル料が支払えない場合は、Booking.comのカスタマーサポートに連絡し、状況を正直に説明することをおすすめします。
また、ホテル側に直接連絡して交渉することで、柔軟な対応をしてくれるケースもあります。例えば「次回利用時に割引」「キャンセル料の一部免除」など、対応してくれることも。
実際のトラブル事例と教訓
過去には、無断キャンセルによってカードから1泊分を引かれた事例や、アカウント凍結になった例も報告されています。
また、デビットカードに残高がなくても、後日入金したタイミングで自動的に引き落とされることもあるため、完全に回避する手段とは言えません。
まとめ：正しい手順で誠実に対応するのがベスト
Booking.comの現地払い予約であっても、キャンセル料100%と書かれていれば支払い義務は発生します。デビットカードの残高をゼロにすることで一時的に回避できるかもしれませんが、長期的には信用を損なうリスクがあります。
やむを得ずキャンセルしたい場合は、正しいルートで相談し、誠実に対応することがトラブルを最小限に抑えるカギとなります。
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