シンガポールはキャッシュレス化が進んでおり、デビットカードだけでも多くの場面で対応できますが、屋台やタクシー、一部の小規模店舗では現金が必要になることもあります。この記事では、3泊4日のシンガポール旅行で必要な現金額の目安や、現地でのお得な両替方法について詳しく解説します。
デビットカードが使える場所と使えない場面
シンガポールのショッピングモール、レストラン、ホテルなどではVISA・Mastercard・JCBのデビットカードが広く利用できます。特に観光地ではカード支払いが一般的です。
一方で、ホーカーズ(屋台街)、小規模の土産物店、バス運賃などは現金のみのところがまだあります。また、最低利用金額を設けている店舗もあるため、小額決済は現金が重宝します。
3泊4日の旅行で現金はいくら用意すべき?
目安として、1日あたり30~50シンガポールドル(SGD)程度の現金があると安心です。3泊4日であれば、合計100~150SGD(約1万2千~1万8千円)が目安です。
用途としては以下のような支出が想定されます。
- 屋台での食事(5~10SGD/1食)
- 公共交通機関の支払い(1~2SGD/1回)
- チップや水の購入、屋台街のビールなど
高級ホテルやレストランを利用する場合は別途カードで支払えるため、現金はあくまで「補助的」に考えると良いでしょう。
おすすめの両替場所はどこ?空港より街中がお得
シンガポールでは空港の両替所は手数料が高めに設定されている傾向があります。市街地での両替の方がレートが良く、以下の場所が観光客にも人気です。
- ラッキープラザ(Lucky Plaza)(オーチャード通り)
- ムスタファセンター(Mustafa Centre)(リトルインディア)
- チャイナタウン周辺の小型両替所
上記はいずれも競争が激しく、レートが比較的良心的です。必ず複数の店舗でレートを比較してから両替しましょう。
日本での両替と現地ATM利用の比較
日本での両替は安心感がありますが、レートが不利なことが多く、手数料も高めです。少額を日本で用意し、残りは現地のATMでデビットカードを使って引き出す方法もあります。
ただし、ATM利用時には以下の注意点があります。
- ATM手数料(3~5SGD程度)が発生
- カードによっては為替手数料や海外利用手数料が上乗せされる
- ATMが設置されていないエリアもある
手数料を抑えるには、1回で多めに引き出すことや、海外手数料の低いカードを選ぶのが有効です。
実際の旅行者の例と現金管理術
例1:20代女性(節約旅)
ホーカーズ中心に食事を取り、現金は1日30SGDを予算に設定。デビットカードでホテルとお土産購入を済ませ、現金使用は110SGDで収まった。
例2:家族連れ(観光メイン)
現金は150SGD持参し、Zooやガーデンズ・バイ・ザ・ベイなどの入場料はすべてカード払い。現金はタクシーや軽食、お土産に使い使い切ったとのこと。
まとめ:シンガポールでは少額の現金を用意すればOK、街中両替がおすすめ
シンガポール旅行では、キャッシュレス決済が充実しているため、大量の現金は不要です。100~150SGDの現金があれば、3泊4日の日常支出には十分対応できます。
両替は空港よりも市内のラッキープラザやムスタファセンターでの両替がおすすめ。必要最小限を現金で、それ以外はデビットカードでスマートに支払いを行いましょう。
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