通販で注文を完了したつもりが決済エラーとなり、再度注文したら同じ商品が“2回注文”されていた…そんなトラブルに直面したとき、どのように対応すべきかを整理します。特に、重複注文による被害を抑えるためのポイントをわかりやすく解説します。
重複注文になってしまったとき、まず確認すべきこと
まずは注文履歴・決済状況を正確に確認しましょう。注文履歴に「同じ商品・同じ金額・同じ配送先」が2件記録されていないか、クレジットカード会社からの請求通知や明細メールに重複している請求がないかをチェックします。
実例として、ある利用者が「決済エラーが出たので再度決済したら2件とも受付になっていた」というケースがあります。こうした場合、片方は“エラーだったが注文は通っていた”という可能性もあります。
返品・返金対応のルールを理解しておこう
通販サイトの中には、お客様都合による返品・返金を認めていないところがあります。例えば GRL(グレイル)では、原則として「返品ではなく交換対応」が基本となっており、お客様都合(サイズ違い・誤注文・重複注文など)は交換手続きのみ、返金不可というスタンスが公式に示されています。([参照](https://www.grail.bz/html/henpin/))
つまり、重複注文という“こちらの誤操作”が原因と考えられる場合、返品・返金が難しい可能性があります。ただし、「決済エラーが出た」「システム上の不具合だった」という事情があれば、状況次第で対応が変わる可能性があります。
重複注文の原因別に分けて考える
重複注文トラブルの原因は大きく次の2つに分かれます。
- ①利用者側の操作ミス・誤認識:注文完了かどうか確認できず、再度購入ボタンを押したなど。
- ②通販サイト/決済システム側の不具合:エラー通知が出たが実際は注文が完了していた、決済状態が二重に処理された等。
例えば、注文時に「カード会社の3Dセキュア認証画面が表示されず、『エラー』となったが注文処理は完了していた」ケースでは、こちらが“注文が通っていない”と判断したのが重複原因となることがあります。
重複注文が発覚したときの具体的な対応手順
以下のステップで対応することをおすすめします。
- 通販サイトの「注文履歴」ページで重複注文の有無を確認。
- クレジットカード会社/ネット決済会社に請求状況を確認:同一商品が二重請求されていないか。
- 通販サイトのカスタマーサポートに事情を説明:「決済エラー後に再注文したところ同じ商品が2件注文されていた」と伝える。
- 返品・返金・キャンセルの可否を確認:誤注文が“こちらの操作によるもの”か“サイト側の処理ミス”かで扱いが異なります。
- カードの引き落とし予定や明細が確定したら、カード会社にも相談して二重請求の停止・返金手続きが可能か尋ねる。
使用者都合と判断された場合は、上記サイトのように返品が受け付けられないケースもありますので、迅速に動くことが大切です。([参照](https://www.grail.bz/html/henpin/))
具体例:重複注文をどう処理したか、2つのケース
例1:ユーザーAさんは、決済画面で「エラー」が出たため再注文。その後、注文履歴を確認して初回の注文も確定していることに気づき、カスタマーサポートに連絡。ショップ側のミスではなく“こちらの操作”と判断され、交換対応のみとなり返金不可となった事例があります。
例2:ユーザーBさんは、発送完了メールが2件届れており、明細にも二重請求が出ていたため、カード会社へ連絡し請求停止・返金処理をしてもらったケースがあります。この場合、決済システム側の重複処理が原因と見なされ、ショップとカード会社間で調整が行われました。
まとめ:重複注文時には“速やかな確認と連絡”を
通販で同じ商品を2回注文してしまったと気づいたときは、まずは自分の操作が原因か、ショップ側の処理ミスかを整理し、注文履歴・請求状況を確認することが重要です。
そして、ショップの返品・返金ポリシーを確認しながら、カスタマーサポート・カード会社へ速やかに連絡を入れましょう。運営側の不具合であれば返金の可能性が広がりますが、こちらの誤操作として判断された場合は返品不可・交換のみ対応となることもあります。混乱しないためにも、メール通知や明細をきちんと保管しておくことが安心につながります。

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