複数のクレジットカードを所有していると、「限度額は合算されるのか?」「それぞれ独立して使えるのか?」と疑問に思うことがあります。特にAmazon MastercardやVISA NLなど異なるカード会社のカードを使う場合、その仕組みを理解しておくことで、利用上のトラブルを防ぐことができます。
クレジットカードの限度額はカードごとに設定されている
基本的に、クレジットカードの限度額は、カード1枚ごとに個別で設定されています。つまり、Amazon Mastercardの限度額が10万円、VISA NLの限度額が10万円であれば、それぞれのカードで最大10万円まで使うことができます。
この場合、2枚を合わせると20万円まで利用可能ということになります。ただし、これは「利用可能枠が合算される」という意味ではなく、「各カードが独立して存在している」ことを意味します。
同一発行会社の場合は共有の可能性も
注意が必要なのは、同じカード会社(たとえば三井住友カード)から複数枚カードを発行している場合です。この場合、限度額がカードごとに別々ではなく「総利用枠」として管理されていることがあります。
たとえば、Aカードで8万円使ったら、Bカードの利用可能枠が2万円になるといったケースです。したがって、カード会社や契約内容によって異なる可能性があるため、公式サポートに確認することをおすすめします。
利用可能額と請求確定額の違いにも注意
カードを複数使っていると、「限度額いっぱいまで使ったはずなのに、まだ使える?」ということがあります。これは、限度額のカウントが「請求確定ベース」か「与信ベース」かによって違いがあるためです。
一部のカード会社では、利用した金額がすぐに限度額に反映されない場合があり、時間差が生じることもあります。これにより「限度額をオーバーした」と勘違いするケースもあるため、明細の確認が重要です。
返済によって利用枠が回復するタイミング
カードの限度額は、支払いが済めばその分だけ回復します。ただし、口座引き落としの完了から実際の枠の復元までに数日かかることがあります。特に月末や休日を挟むと、反映が遅れることもあります。
カードを複数枚使っている場合は、どのカードがどれだけ使われていて、次の返済日がいつかを把握しておくことが大切です。
まとめ:カードが異なれば限度額は独立、ただし発行元には注意
Amazon MastercardとVISA NLがそれぞれ異なる発行会社である場合、限度額は独立しており、それぞれの上限10万円まで使うことができます。したがって、合計で20万円まで利用可能という理解で基本的に問題ありません。
ただし、同じ発行会社から発行された複数カードでは、限度額が共有になることもあります。カードの利用管理をしっかり行い、疑問があれば必ずカード会社に確認することが安心・安全なクレジット運用につながります。
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