中高生の男の子が複数いる家庭では、「とにかく食費がかかる」という悩みはよく聞かれます。特に最近は物価上昇もあって、以前と同じように買っているつもりでも出費が増えがち。この記事では、小6・中2・高1の3人の男の子+ご主人という構成のご家庭が、月12万円以上の食費をかけているのは“使いすぎ”なのか、それとも“妥当”なのかを、データや工夫とともに解説します。
家庭構成と月12万円という食費は高い?
小学生・中学生・高校生の男の子が3人+成人男性(夫)の家庭という前提で考えると、必要なカロリー・食事量はかなりのボリュームです。
農林水産省の「家計調査」や「食料需給表」などを基にした一般家庭の目安では、4人家族で平均7万〜9万円前後ですが、育ち盛り男子3人とお弁当付き生活となると、月12万円はむしろ「普通〜やや高め」と言えます。
例えば。
- 高校生男子:約3,000kcal/日
- 中学生男子:約2,700kcal/日
- 小学生男子:約2,400kcal/日
- 成人男性:約2,600kcal/日
これだけのエネルギー量を食事から摂るとなると、量・質ともにコストはかかります。
どこにお金がかかっている?内訳を見直そう
「使いすぎかも?」と不安になる場合は、まず以下のような項目別に分けて家計簿をチェックしましょう。
- 主食(米・パン・麺)
- 主菜(肉・魚・卵・豆腐など)
- 副菜(野菜・加工食品)
- おやつ・飲料
- 外食・テイクアウト
意外と盲点なのが「おやつ・間食・飲料」の出費。食事は頑張って手作りしていても、部活帰りの菓子パンやスポーツドリンク、冷凍食品などがかさむと月1〜2万円はすぐに超えます。
節約しつつ満足感を得る工夫
食費を抑えながらも満足感ある食事を実現するには、以下のような工夫がおすすめです。
- 1. ごはん(主食)を増やす
腹持ちがよく安価。もち麦や雑穀を加えると栄養価もUP。 - 2. たんぱく質は「かさ増し」で
豆腐・卵・もやし・おからなどで肉の量を抑えても満腹感あり。 - 3. おやつは「手作り&買い置き制限」
ホットケーキミックスや米粉を使って簡単スイーツを自作。 - 4. 食材まとめ買い+冷凍保存
週1で安売り肉を大量購入→下味冷凍にしてロス削減。
また、ふるさと納税でお米やお肉を頼むのも大きな節約になります。
実例:食費12万円前後の5人家族のリアル
同じく男の子3人+夫婦の5人家族では、以下のような月別内訳がありました。
項目 | 金額 |
---|---|
スーパーでの買い物 | 85,000円 |
おやつ・飲料 | 12,000円 |
お弁当用食材 | 9,000円 |
外食・テイクアウト | 18,000円 |
合計124,000円。おやつと外食の割合を意識するだけでも支出が変わってきます。
まとめ:12万円は決して異常ではない、工夫次第で満足度と節約を両立
食べ盛りの子どもが複数いる家庭にとって、食費12万円超は珍しくありません。むしろ昨今の物価高騰を考えると「よく工夫されているほう」かもしれません。
「使いすぎ?」と悩む前に、内容を見直して、必要なところにお金をかける意識が大切です。家族の健康と満足感を守る中で、できる工夫を少しずつ取り入れていきましょう。
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