貯金があるのにお金のことが不安でたまらない、そんな悩みを抱える人は少なくありません。特に20代で貯金が400万円あっても、「これで本当に足りるのか?」「減っていくのが怖い」と感じてしまうのは自然なことです。この記事では、貯金があるのに安心できない心理の背景と、実生活で活かせる対処法について解説します。
貯金があっても不安なのは「正常」です
まず前提として、貯金があるのにお金の不安を感じるのはごく普通のことです。特に真面目で将来をしっかり考えている人ほど、「使ったら減る」という感覚が強くなりやすい傾向があります。
たとえば、「エアコンを買ったら18万円減った…」という行動に対して罪悪感を持つ人もいますが、それはそれだけお金に対して責任を持っている証拠です。
20代で貯金400万円は実はすごい実績
金融広報中央委員会の調査(2023年)によると、20代の貯金の中央値は約50〜100万円程度。つまり、400万円という額は平均よりはるかに上回っており、十分すぎると言えます。
「不安」を感じるときは、実際の数字と世間との比較で自信を持つことも必要です。
不安なときに試したいマインド整理法
お金のことが頭から離れない時は、次のような方法を試してみてください。
- お金の出入りを「家計簿アプリ」で見える化する
- 1ヶ月ごとの「最低生活費」を書き出して把握する
- 「減った金額」ではなく「使った価値」に目を向ける
たとえば、「エアコン18万円」は高額でも、“快適な生活”や“健康的な睡眠”を得る投資と考えると、後悔より納得の気持ちが勝ってきます。
将来が不安なときに見直すべきこと
貯金があるのに不安な理由のひとつは、「将来のお金の見通しが立っていない」ことにあります。
そのために大切なのは、以下のような“シミュレーション”をしておくことです。
- 老後資金シミュレーション(ネットの自動ツールで簡単にできます)
- 緊急用・教育費・余暇費などに貯金を分ける「目的別貯金」
- 月5,000円だけでも積立NISAなどで資産運用を始める
これにより、「今ある400万円が、どう増える・減るか」が見えるため、不安感はぐっと減っていきます。
お金の悩みを「考えすぎない」ことも大切
お金のことを常に考え続けていると、心が疲れてしまい、逆に判断を誤ってしまうこともあります。
「お金のことを考えるのは1日15分だけ」と時間を決めるなど、自分で“悩む時間”に上限をつけると、気持ちが楽になります。
まとめ:貯金があるなら「守り」と「活かす」両面で考えよう
25歳で貯金400万円あるのは立派なことです。そのうえで、不安になるのは「悪いこと」ではなく、むしろそれだけ真剣に向き合っている証です。
大切なのは、貯金をただ「守る」だけでなく、「活かす視点」も取り入れること。計画的に使い、将来の安心につながる行動を少しずつ積み上げていきましょう。
コメント