インターネットバンキングやスマホアプリでの振込手続きが普及した今、取引相手から「振り込んだ証拠」として画像が送られてくることがあります。しかし、それが本当に振込完了を示すものなのか判断が難しい場合もあります。特に詐欺被害や未入金トラブルを防ぐためには、画面の内容を正しく理解することが重要です。
この画面は「振込予約」や「入力画面」である可能性がある
今回の画像には「振込金額:1,000,000円」とだけ表示されており、実際の振込完了を示す取引番号や振込先口座、処理完了の文言(例:振込完了しました等)が記載されていないことから、これはまだ振込が完了していない可能性が高いと考えられます。
多くの銀行アプリでは、振込前の入力確認画面でも金額だけが大きく表示されるため、送られてきた画像がその「入力確認画面」や「限度額の確認」画面のスクリーンショットであるケースがあります。
振込完了画面に必ずあるべき情報とは?
- 振込先の口座名義・銀行名・支店名
- 振込完了日時
- 受付番号(取引番号)
- 振込人名義
- ステータスが「完了」または「受付済み」など
このような情報が画面に含まれていない場合、それは「振込完了画面」ではなく、単なる手続き途中の画面である可能性が高いです。
詐欺やトラブルを避けるための確認方法
画像だけではなく、実際の入金が口座に反映されたかどうかを必ず通帳やネットバンキングで確認することが大切です。特に高額な取引では「画像=証拠」と思い込まないことが肝心です。
また、PayPay銀行などの各銀行での表示形式も確認しておくと、正しい見分け方が身につきます。
過去にも多発している「振り込んだ詐欺」
フリマサイトや個人取引の場で、実際に「振り込んだ画像です」と称して入金前の画像を送付し、そのまま商品を送らせる詐欺が発生しています。
画像に惑わされず、入金が確認されるまでは商品を発送しない、サービス提供をしないといった自己防衛策が重要です。
まとめ:画像はあくまで参考、口座反映が唯一の証拠
送られてきた画像が本当に振込完了を示すものかどうかは、その画面に表示されている情報を冷静にチェックする必要があります。振込先や日時、取引番号などがない場合は手続き前の可能性が高く、鵜呑みにすべきではありません。
最後にもう一度確認すべきなのは、自分の口座に入金が反映されたかどうか。それだけが確実な証拠です。
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