日常の通勤・通学や旅行などでJRと京急を乗り継ぐ人にとって、それぞれの鉄道会社のポイント制度を活用することで、交通費の一部が“実質還元”されるメリットがあります。この記事では、モバイルSuicaとPASMOを使い分けて、JRE POINTと京急プレミアポイントの両方を効率よく貯める方法についてわかりやすく解説します。
JRE POINTと京急プレミアポイントの違いとは？
JRE POINTは、JR東日本のSuica利用に応じて付与されるポイントで、エントリーとSuica登録をしていれば、在来線乗車や駅ナカ購入でもポイントが付きます。
京急プレミアポイントは、PASMOの利用に応じて貯まる京急独自のポイント制度で、対象は京急線区間のみ。条件としては、京急グループの「プレミアポイント専用PASMO」か、PASMO番号登録済のカードを使う必要があります。
両方貯めるにはICカードの使い分けが必要
結論から言うと、SuicaとPASMOを併用することで、JRE POINTと京急プレミアポイントを両方貯めることが可能です。ただし、1枚のICカードでは両方のポイントを同時には獲得できません。
そのため、以下のような利用方法が必要になります。
- JR区間（錦糸町〜品川）：モバイルSuicaで乗車
- 京急区間（品川〜羽田空港）：物理PASMO（ポイント登録済）で乗車
この際、品川駅で一度改札を出て、それぞれのICカードを入れ替えて入場する必要があります。
品川駅での乗り換え方法とポイント付与条件
通常、JR〜京急の乗換え改札口では「中間改札」扱いでICカードの切り替えはできません。よって、SuicaでJR改札を出て、PASMOで京急改札に入るという明確な切り替え行動が必要です。
また、どちらのポイントも事前登録が必須です。以下の準備を忘れずに行いましょう。
- JRE POINT：モバイルSuicaアカウントをJRE POINTに登録
- 京急ポイント：PASMO番号を京急プレミアポイント会員ページで登録
登録が完了していれば、対象区間の利用で自動的にポイントが加算されます。
スマホで両方使い分けたい場合の工夫
iPhoneやAndroidでは、1台の端末でモバイルSuicaとモバイルPASMOの両方を利用可能ですが、1度にアクティブにできるのは1枚のみのため、毎回の切り替えが必要です。
そのため、Suicaはスマホ、PASMOは物理カードと分けて運用するのが現実的かつスムーズな方法です。
実際の利用者の声と注意点
両方を使い分けている人の多くは「多少面倒だけど、年間で数千ポイント貯まるから価値はある」と語っています。
ただし、乗り換え時に誤って同じカードで全区間を通してしまうと、片方のポイントが付かないため、慣れるまでは注意が必要です。
まとめ
•JRE POINTと京急プレミアポイントを両方貯めるには、SuicaとPASMOの併用が必要
•JRと京急をそれぞれ別のICカードで乗車し、品川駅で一度改札を出て切り替える
•事前にポイントサービスへの登録が必須
•スマホで両方のICを切り替え利用も可能だが手間が増えるため、物理カード併用が現実的
•IC切替のミスに注意すれば、日常移動でもしっかりポイントが貯まる
少しの工夫で移動のたびにポイントが貯まるなら、ぜひ実践してみたいですね。
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