クレジットカードとスマホローンの申し込みを同時期に行う場合、「どちらかが審査に落ちたら、もう一方にも影響するのか?」という疑問を持つ方が多くいます。特にNTTドコモのdカードとdスマホローンに関するケースでは、審査のプロセスや連携が気になるところです。本記事では、dカードの審査通過後にdスマホローンが否決された場合、dカードの発行が見送りになるのかについて解説します。
dカードとdスマホローンの審査は別々の基準で行われる
dカード(クレジットカード)とdスマホローン(個人向け無担保ローン)は、同じNTTドコモグループが提供しているとはいえ、審査基準・目的・商品性が異なります。そのため、基本的にはそれぞれ独立した審査が行われます。
たとえば、dカードは「日常的な決済能力」に焦点を当てた与信審査を行いますが、dスマホローンは「中長期的な返済能力と信用力」を重視します。そのため、dカードの審査に通った=ローンも通るというわけではありません。
実際に起こりうるケースとその影響
次のようなケースが考えられます。
- ケース1:dカード審査通過 → dスマホローン審査否決 → dカードはそのまま発行される
- ケース2:審査タイミングが近接しており、信用情報の閲覧が影響し合うことで追加審査や遅延が発生
- ケース3:dスマホローンで信用情報上の問題(延滞履歴等)が発覚し、再評価によりdカード発行が見送りになる
一般的には、dカードの審査通過が正式に完了していれば、その後にローンが否決されてもカード発行はキャンセルされません。ただし、タイミングや与信管理の状況によっては、再判定・発行見送りになることもゼロではありません。
キャッシング枠なしで通過したdカードの与信とは?
質問にある「キャッシング枠なしでdカード審査通過」というのは、ショッピング利用枠のみが承認されたという状態です。これは「最低限のクレジット利用はOKだが、融資性商品(現金化できる枠)は制限したい」という発行元の判断の表れでもあります。
この時点でローンを申し込むと、「あれ?与信枠を超える申し込みでは?」と判断されることがあり、dスマホローンの審査にマイナスに働く可能性もあります。
信用情報と申込履歴の関係に注意
クレジットカードやローンの審査時には、個人信用情報機関(JICC・CIC・JBAなど)に照会が入ります。この「申込情報」は6ヶ月間履歴として残るため、短期間に複数の金融商品を申し込むと“申込ブラック”と見なされやすくなります。
そのため、dカードの審査通過後すぐにスマホローンを申し込むと、「この人は資金的に急を要しているのでは?」という見方をされ、慎重審査につながる可能性もあります。
まとめ:dカードとdスマホローンは別審査だが影響はゼロではない
原則として、dカードとdスマホローンは別々の審査プロセスで進みます。dカードの審査に通過していれば、その後にスマホローンが否決されても、カード発行が自動的にキャンセルされることは基本的にありません。
ただし、申込時期の重複や信用情報の履歴によっては、再評価や発行の遅延・見送りとなるケースもあります。複数の金融商品の申し込みは、できるだけ間を空けて計画的に行うことが大切です。
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