消費者金融に申し込みをした際、「本人確認の連絡が来た=審査通過」と思ってしまう方も少なくありません。しかし、実際の審査プロセスはより複雑で、最終可決が確定するまでは複数のステップがあります。本記事では、本人確認書類の提出後にまだ審査中である理由や、最終的な審査可決までの流れを解説します。
審査プロセスの基本的な流れ
一般的な消費者金融での申込から可決・融資までの流れは以下の通りです。
- WEB・電話などで申し込み
- 基本情報と収入情報の入力
- 仮審査(スコアリング)
- 電話確認(在籍確認や詳細確認)
- 本人確認書類・収入証明の提出
- 本審査(社内基準・信用情報・返済能力の再確認)
- 審査可決 → 契約・振込
本人確認書類の提出はあくまで必要書類の1ステップであり、可決とは異なります。
「電話確認あり・本人確認書類提出済」はまだ審査中
電話でのヒアリングや顔写真付きの本人確認提出は「次のステージに進んだ」ことを示すサインです。ただし、これだけでは本審査が完了したとは言えません。
本審査では、以下のような項目が総合的に判断されます。
- 信用情報(他社借入状況や延滞歴)
- 提出書類の整合性
- 勤務先や収入の安定性
- 返済能力の有無
したがって、本人確認後も「審査結果待ち」であることを理解しておくことが重要です。
可決通知の形式とタイミング
審査結果が出ると、以下のような手段で通知されるのが一般的です。
- メールでの「ご契約手続きのご案内」
- 電話による「融資可能のご連絡」
- マイページでのステータス更新
ここで初めて「可決」となり、借入が可能になります。逆に言えば、これらが届いていない段階では、まだ融資が確定していないということです。
よくある誤解と注意点
「本人確認までしたからOKだと思っていた」という声は多いですが、以下の点に注意しましょう。
- 顔写真・書類提出完了=本人確認完了であって、審査終了ではない
- 在籍確認が済んでいても、収入情報で落ちるケースもあり
- 信用情報機関のデータはリアルタイムで反映されるとは限らない
審査可決が遅れている場合は、申込者が多いタイミングや、書類の不備があった可能性もあるため、再確認の連絡を入れるのも有効です。
まとめ:審査は段階的に進行するため焦らず確認を
消費者金融の審査は、申し込み→書類提出→本人確認→本審査→可決というステップを踏みます。本人確認を終えても、その時点ではまだ「審査中」であり、最終的な「可決通知」が届いて初めて融資が確定します。焦らず、案内メールやマイページの更新を待ち、必要であれば問い合わせる姿勢が大切です。
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