アリペイ・WeChat Pay登録時に「オンライン・海外取引の有効化」が求められる理由と対応策

クレジットカード

アリペイ(Alipay)やWeChat Payに日本のクレジットカードや銀行口座を登録しようとした際に「please contact the bank’s customer service to activate online or cross-border transaction function」というメッセージが表示され、登録に失敗するケースが近年増えています。特にJCBカードや三菱UFJ銀行など、日本国内発行の金融機関に関連する事例が多く見られます。

表示されるエラーメッセージの意味

「please contact the bank’s customer service to activate online or cross-border transaction function」というメッセージは、クレジットカードや口座で海外オンライン決済が無効化されていることを意味します。セキュリティ対策の一環として、海外決済や一部電子マネーのチャージが初期状態で制限されていることが原因です。

この制限は、ユーザーが自ら解除の申請を行うか、サポートを通じて有効化しない限り継続します。

楽天カード(JCB)の場合の対処方法

楽天カード(JCB)の場合、本人認証サービス(3Dセキュア)を完了していても、海外利用が一部ブロックされている場合があります。以下の方法を試してください。

  • 楽天カードのカスタマーサポート(0570-66-6910など)に電話し、「海外オンライン決済機能を有効にしたい」と依頼する。
  • My楽天カードにログインし、「カード利用制限の設定」から海外利用の項目を確認。

この手続きにより、アリペイやWeChat Payでの登録・利用が可能になるケースがあります。

三菱UFJ銀行口座を使う場合の注意点

三菱UFJ銀行の口座をアリペイやWeChat Payと連携させる場合も、「外貨送金」や「オンライン取引機能」が制限されていることがあります。これは特に本人確認後も未設定のまま放置されがちです。

対処法としては、三菱UFJダイレクトにログイン後、「外貨預金・送金」や「e取引設定」を開き、必要なサービスに申込することが挙げられます。不明な場合は、店舗や電話窓口での確認をおすすめします。

iPhoneやApple Payとの関係

iPhoneやApple Payにカード登録が成功しているからといって、海外アプリや中国系決済サービスに自動的に対応しているわけではありません。Apple Payでの登録は国内決済に最適化されており、「海外アプリでのカード認証」とは別の仕組みとなっています。

そのため、Apple Payで正常に使えていても、アリペイ・WeChat Pay側では弾かれるという事象は十分にあり得ます。

アリペイ・WeChat Payの登録を成功させるためのコツ

以下のステップで登録成功率が上がるとされています。

  • JCBカード以外(VisaやMastercardなど)の国際ブランドを使う
  • 楽天銀行やPayPay銀行など、オンライン決済に強い銀行を利用する
  • 登録前に、必ずカード会社に「海外オンライン決済の許可」を確認
  • 本人確認書類はパスポート+現住所の証明書(住民票など)を準備

また、時間帯によっては中国本土との通信状況により登録が不安定になることもあるため、日中の登録作業がおすすめです。

まとめ:登録の鍵は「海外取引の明示的な許可」

アリペイ・WeChat Payの登録が進まない最大の原因は、カード会社や銀行側で「海外決済機能」が初期状態で無効化されていることです。この設定は、セキュリティの観点から自動的には有効になっていません。

楽天カードや三菱UFJ銀行を使って登録したい場合は、それぞれのサポートに連絡し、オンラインおよび越境取引の有効化を依頼しましょう。正しい設定と手順を踏めば、問題なく登録・利用が可能になります。

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