「借金は完済したけれど貯金が増えない」「食費が月10万円を超える」——このような悩みを抱える人は少なくありません。年齢や年収にかかわらず、お金の使い方次第で将来の安心感は大きく左右されます。この記事では、借金から脱した後に待ち構える“浪費グセ”の克服と、再スタートに向けた現実的な節約・貯蓄のステップを解説します。
借金完済は素晴らしい第一歩
まず、借金を完済できたということは非常に重要なマイルストーンです。たとえそれが34歳の時でも、経済的な自由を取り戻した証です。
多くの人が「借金を返し終わったら貯金もできる」と思いがちですが、実際には浪費習慣が染みついていると支出がそのまま継続されてしまうケースが多いです。
なぜ食費に10万円もかかるのか?
月に10万円の食費は、一般的な単身世帯の約2倍以上です。その原因は以下のようなものが考えられます。
- 外食やコンビニ利用の頻度が高い
- 間食やドリンク、夜食などの無意識な出費が重なっている
- 日々の疲れから自炊が面倒に感じている
たとえばコンビニ弁当を毎日2回買えば、1日1,200円以上はかかり、1か月で3万6,000円以上に達します。さらにお菓子・ジュース・コーヒーを加えれば月10万円に近づくのは当然です。
生活を見直すための第一歩は「記録」から
浪費の自覚があっても、何にいくら使っているかを把握できていないと改善は難しいです。まずは1週間だけでも家計簿アプリを使って出費を「見える化」してみましょう。
オススメの無料家計簿アプリには「マネーフォワードME」や「Zaim」などがあり、レシート撮影だけで自動入力が可能です。
収入に対する貯金の目安と現実的な割合
年収450万円であれば、毎月の手取りはおよそ30万円前後。そこから無理なく貯金に回せる金額は以下の通りです。
- 理想的:手取りの20% → 月6万円
- 現実的:手取りの10% → 月3万円
まずは「毎月2万円の積立」など、達成できそうな小さな金額からスタートすることで、継続しやすくなります。
浪費グセを抑える3つの習慣
- 1.「欲しいものリスト」に保留する:衝動買いを避けるため、気になるものは一度メモに書いて3日寝かせましょう。
- 2.「1週間だけ自炊チャレンジ」:毎日でなくても、3日自炊→1日外食というパターンにするだけで食費はグッと下がります。
- 3.「見える貯金」方式:貯金口座を分けて給与と一緒に自動振替設定をしておくと、貯めた実感がわきやすくなります。
38歳からでも遅くない。いまが再出発のタイミング
「もうすぐ40歳なのに貯金が…」と焦る必要はありません。40代でやっと貯蓄に目を向け始めた人も多く、むしろ今気づけたことが大きな収穫です。
すでに借金は完済しており、安定した収入もあるのですから、次は「生活の最適化」に注力することで、人生の土台を整えていけます。
まとめ:節約は自分を縛る行為ではなく、未来を守る手段
借金から脱却したあなたには、次のステージが待っています。それは「お金を貯める」ことで、将来の安心感や選択肢を広げていくということ。
今できることから1つずつ始めていけば、きっと数年後には「やってよかった」と思える日が来るはずです。焦らず、諦めず、自分に合ったやり方で貯金生活を始めましょう。
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