キャッシュレス決済やポイント活用が増えた現代において、家計簿の記録方法も柔軟に対応する必要があります。特に「ポイントを使った場合、家計簿にはいくらと記録すべきか?」と悩む人は少なくありません。本記事では、ポイント利用時の家計簿記録方法を具体例とともに紹介します。
家計簿の基本:お金の「価値」で考える
家計簿は、「実際に消費した価値」を記録するためのツールです。現金かポイントかに関わらず、商品やサービスを得た時点で支出が発生していると考えるのが一般的なルールです。
そのため、1,000円の商品を970円現金+30ポイントで購入した場合、家計簿には「1,000円の支出」と記録するのが推奨されます。
部分的なポイント利用の記録例
例:1,000円の買い物で30ポイントを使用した場合
項目 | 内容 |
---|---|
支出金額 | 1,000円 |
内訳 | 現金970円+ポイント30円 |
備考欄 | ポイント利用明記(例:dポイント30円使用) |
このように記録しておくと、ポイントの使用状況も家計簿内で管理できます。
全額ポイント払いの場合は?
PayPayポイントなどで1,000円分の買い物を「全額ポイントで支払い」した場合も、家計簿上は1,000円の支出として記録します。
ただし、現金が減っていない点に注意し、「ポイント払い」として明記しておくことで後から家計管理がしやすくなります。
家計簿アプリでの記録の工夫
最近の家計簿アプリ(Zaim、MoneyForwardなど)では、ポイント支払いを分けて記録できる機能もあります。
例えば「支出1,000円」「ポイント使用30円」「現金支出970円」など明確に記録できる機能があるため、活用すると正確性が増します。
家計管理の目的に合わせた運用を
もしあなたが「現金の流れ」のみを重視しているなら、ポイント使用分は除外してもよいですが、正確な「消費行動の把握」を重視するなら、ポイント分も含めて記録する方が望ましいです。
つまり「現金の節約状況」と「消費傾向」の両方を見たいなら、ポイントを含んだ金額を支出として記録し、内訳を分けるのがベストです。
まとめ:ポイントも「お金」と考えて賢く記録を
家計簿は「何にいくら使ったか」を把握するためのものです。現金・クレジット・ポイントに関係なく、商品やサービスを手にした時点での金額を記録することが、正確な家計管理への第一歩となります。
部分ポイント払いでも全額ポイント払いでも、基本は「実際の価値=支出金額」と考えて記録し、備考に「ポイント使用」と書き添えておくと後から見直しやすくなります。
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