19歳という若さでアクサ生命のがん保険やケガの保険に月額3,000円ほど支払っているという方へ。「本当に必要なのか?」「入り直した方がいいのでは?」と感じるのは当然の疑問です。この記事では、若年層にとって医療保険やがん保険がどこまで必要か、費用対効果や判断材料をわかりやすく解説します。
そもそも19歳にがん保険は必要なのか?
結論から言うと、若年層ががんにかかる確率は非常に低いです。国立がん研究センターの統計によれば、20代前半でがんに罹患する確率は1万人に数人レベルとされています。
それに加えて、がんが発見されたとしても、若年層であれば比較的早期に治療ができる傾向があり、高額療養費制度を活用すれば月8〜9万円を超える医療費は自己負担されません(それ以下の金額になることも)。
ケガの保険の必要性は?
日常生活やアルバイト中のケガが心配という理由で入る人もいますが、実際には大学生協やクレカ付帯保険、学校・職場の保険制度である程度カバーされている場合が多いです。
また、通院や入院によって大きな収入が途絶えるリスクがある人向けの補償ですが、学生や扶養内の若者には必須とはいえません。
月3,000円の保険料は高い?
仮に19歳から30歳まで保険料を支払い続けたとすると、月3,000円×12ヶ月×12年=432,000円になります。これは高額療養費制度の自己負担限度額3〜5ヶ月分に相当する金額です。
実際にがんにならなければ、この金額は“捨て金”となります。逆にそのお金をNISAや貯金に回せば、10年以上で数十万円単位の資産形成も可能です。
どんな人なら若いうちから保険が必要か
とはいえ、以下のような人は加入を検討する価値があります。
- 家系的にがんや重病のリスクが高い
- 一人暮らしで親の支援を受けられない
- スポーツや肉体労働などケガの多い仕事をしている
- 学業を中断すると大きな不利益がある(留年・退学など)
これらに該当するなら、保険の見直しではなく、保障内容の精査や他社との比較を優先しましょう。
契約してしまった場合の見直し方法
もしすでに契約済みなら、クーリングオフや減額・解約が可能か確認するのが第一歩です。
一般的には契約から8日以内であればクーリングオフ可能、それ以降は内容に応じて「一部解約」や「支払停止」なども可能なケースがあります。アクサ生命のコールセンターまたはマイページから手続きの詳細を確認しましょう。
まとめ:若いうちは「保障」より「貯蓄・投資」が優先
19歳での保険加入は悪いことではありませんが、
- がんや入院のリスクは非常に低い
- 高額療養費制度など社会制度がある
- 月3,000円の積立なら資産形成に有効
- 本当に必要な人は条件付き
今一度、自分のライフスタイル・家族の状況・将来のリスクを冷静に見つめて、保険の必要性を判断しましょう。必要でなければ解約や見直しも選択肢の一つです。
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