都市ガス2m³で1,500円は高い？基本料金込みの光熱費の見方と節約のコツ

「都市ガス2m³で1,500円は高い？」という疑問は、実は多くの人が感じたことのあるテーマです。特に一人暮らしや、あまり滞在していない部屋では、使用量が少ない割に請求額が意外と高く感じられることがあります。本記事ではその仕組みや相場、そして節約のヒントを詳しく解説します。

都市ガス料金の仕組みとは？

都市ガス料金は、基本料金と従量料金の2つで構成されています。使用量が少ない場合でも、基本料金が加算されるため、単価が高く感じられるのです。

たとえば、東京ガスなどでは、月の使用量が0〜20m³のプランでは基本料金が750〜900円前後で、1m³あたりの従量単価は150〜170円程度です。

2m³の使用量で1,500円というのは、基本料金＋従量料金を考慮すれば平均的な金額です。以下のように計算されることが多いです。

これらを合計すると約1,400〜1,600円程度になり、今回のケースも「特別高い」とは言えません。

ガス使用量が少ない場合に注目すべきは「基本料金を抑えられる契約」です。複数のガス会社が自由化により選べるため、契約プランを見直すだけで月額100円〜200円安くなることも。

また、シャワーや給湯器の使用頻度を見直したり、エコ機能を使うことでも使用量の削減が可能です。

あまり部屋を使わない場合、契約自体を一時停止するという手もあります。都市ガス会社に相談すれば、停止・再開の手続きが可能なケースもあります。

たとえば、月に1回程度しか使わない物件なら、プロパンガスや電気給湯器の併用なども検討する余地があります。

セカンドハウスを持つ40代男性は、毎月2m³前後の使用量で1,400〜1,600円の請求が来ており、「使ってないのに高いと感じるが、明細を見ると妥当」と納得していると話します。

このように、使用量が少ないほど「基本料金の比率」が高くなるため、高く感じるのは当然です。

・都市ガスの請求額は基本料金が大きな割合を占める
・2m³で1,500円は全国平均から見ても妥当
・使用頻度が低いなら契約内容の見直しや一時停止を検討
・ガス自由化を活用して安い事業者への乗り換えも選択肢

気になる方は、最新の料金表を各ガス会社のサイトで確認し、見直しの参考にしてみましょう。