がん保険の見直しは、保障の充実や時代に合わせたニーズへの対応が理由で案内されることが多くあります。アフラックの「デイズ1」から「ミライート」への切り替えを勧められた方も、どんな保障が変わるのか気になるはず。今回は、両者の保障内容の違いと、切り替え判断時のポイントをわかりやすく解説します。
「デイズ1」と「ミライート」それぞれの基本的な特徴
「デイズ1」は、2021年時点で販売されていたアフラックのがん保険で、がん診断一時金・通院保障・入院保障などの基本を備えた商品です。
一方「ミライート」は2022年以降に発売された新商品で、特に働きながらがんと向き合う人向けの保障や、治療の選択肢が広がる中での最新医療費に対応できる点が特徴です。
主な保障内容の違い
保障内容 | デイズ1 | ミライート |
---|---|---|
がん診断一時金 | 初回のみまたは2年に1回 | 毎年支給型も選択可 |
通院保障 | 入院前後が中心 | 外来化学療法なども対象 |
就労サポート | なし | 就労不能時の一時金 |
先進医療特約 | あり | あり(更新制) |
緩和ケア対応 | 限定的 | ホスピス利用等に対応 |
このように、「ミライート」はより柔軟で現代の治療事情に適した設計がされているのが特徴です。
保障の充実と引き換えに増える保険料
保障内容が手厚くなるということは、保険料が上がる可能性もあるということです。特に高年齢での切り替えでは、ミライートの保険料が割高に感じられるケースがあります。
実際に40代男性で「デイズ1」と「ミライート」を比較したところ、月額保険料が約1.2倍〜1.5倍になる場合も見られました。ただし、それに見合う保障が欲しいかどうかが検討のカギになります。
切り替え時に注意したい落とし穴
切り替え=新規契約となるため、過去のがん歴や体調によっては審査で断られることもあります。また、デイズ1の契約を解約してからミライートに加入する場合、保障の空白期間が生じるリスクも。
さらに、現在の契約で長期割引や無事故割引などがある場合、それがリセットされる可能性があるため、保険会社の説明をよく確認しましょう。
どんな人にとって切り替えはメリットになるか?
- がん治療と仕事の両立を強く意識している人
- 再発リスクに備えたい人(毎年診断給付を希望)
- 先進医療や新しい治療法への対応を重視している人
逆に、既存の保障で満足している場合や保険料アップを避けたい人は、切り替えを急がず、まずは保障内容の再確認をしておくとよいでしょう。
まとめ:今後の治療とライフスタイルに合った保障を選ぼう
アフラックの「デイズ1」から「ミライート」への切り替えは、保障のアップグレードという意味で魅力がありますが、保険料や審査のハードルもあるため一概に「得」とは言えません。
大切なのは、自分のがんリスクや治療方針、家計状況に合った保険を選ぶこと。迷ったときはアフラックの担当者だけでなく、ファイナンシャルプランナーなど第三者の専門家にも相談してみるのがおすすめです。
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