家計簿をつけ始めると、想像以上にお金を使っていることに気づく方は少なくありません。とくに年収が高くなると支出も大きくなりがちで、「無駄遣いしているつもりはないけれど、ちょっと不安…」という感覚を抱く人も多いです。この記事では、年収1300万円・夫婦+赤ちゃん+犬という構成の家庭における支出が妥当かどうかを、項目ごとに見直していきます。
平均的な支出との比較:世帯年収1300万円の場合
年収1300万円の世帯の場合、手取り額は約950万〜1000万円といわれています。月に換算すると約80万円前後。このうち、一般的に支出の理想は手取りの6〜7割以内(月額48〜56万円)とされており、月30〜40万円の支出は比較的コンパクトな部類です。
特に住宅ローン12万円は、収入に対して無理がない額です。住宅ローン支出の目安は「手取りの25%以下」が理想とされるため、12万円であれば余裕のある設定です。
食費10万円は高い?家庭構成別の平均と比較
総務省の家計調査によると、3人家族の食費平均は月約7万5千円程度です。赤ちゃんがいることや、共働き・外食中心・宅配利用などの生活スタイルによっては10万円を超えることもありますが、月10万円はやや高めの印象です。
無理なく節約するには、食材のまとめ買い・冷凍保存・外食頻度の調整などが効果的です。
日用品4万円は適正?項目の細分化がカギ
日用品に4万円かけているというのは、多くの家庭にとっては高めの金額です。一般的には月1万〜2万円程度が目安です。
日用品に分類されがちな「オムツ・洗剤・ペット関連用品・衛生用品」などが混在している可能性があるため、家計簿をより細かく分けて記録すると、実態を把握しやすくなります。
赤ちゃんや犬関連の費用は妥当?
赤ちゃんに5万円、犬に1万円という内訳も含め、子育て家庭としては平均的〜やや高めといえます。特に赤ちゃん用品は初期費用や定期購入が重なりがちなので、定額サービスやセール活用でのコストダウンがカギです。
例:赤ちゃん用ミルク・おむつをAmazon定期便に変更して10〜15%節約に成功したケースもあります。
趣味・娯楽2万円はバランスが取れている
高年収世帯において、趣味に月2万円を充てているのはかなり控えめな部類です。心身の健康やストレス解消の観点からも、この程度の支出は十分「良い支出」といえます。
支出全体のバランスの中で、趣味やレジャー費用が突出していなければ問題ありません。
光熱費1万円は非常に優秀な水準
光熱費が月1万円というのは、特に赤ちゃんがいる家庭ではかなり節約ができている水準です。エアコン使用や沐浴・洗濯頻度が多くなる中でのこの金額は、省エネ家電や節電対策が功を奏していると考えられます。
まとめ:現在の支出は「堅実寄り」だが食費と日用品に見直し余地
総合的に見て、収入に対して支出は十分コントロールされており、無駄遣いはほとんど見当たりません。ただし、「食費」と「日用品」がやや高めであるため、この2項目の見直しを行えばさらに家計に余裕が生まれる可能性があります。
固定費が安定しており、生活満足度も高いと想定される支出バランスなので、「意識的に見直す」ことが大切です。
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