キャッシュレス時代でも、どうしても必要になるのが「小銭」です。特に駐車場や自販機、地域のお祭りやフリーマーケットなど、まだまだ現金が活躍する場面はあります。しかし、小銭を引き出そうとすると意外と手数料がかかったり、そもそも引き出せなかったりすることも。今回は、手数料無料でセブン銀行やゆうちょ銀行から小銭を引き出す方法について解説します。
ATMでは小銭の引き出しができない？
セブン銀行やゆうちょ銀行をはじめ、ほとんどのATMでは小銭（硬貨）の出金には対応していません。ATMが扱えるのは基本的に紙幣のみで、小銭が必要な場合は別の方法を取る必要があります。
例外として、ゆうちょ銀行の一部の窓口付きATMでは硬貨の出金が可能な場合もありますが、その場合も利用時間帯や金額によっては手数料がかかることがあります。
手数料無料で小銭を引き出す方法
小銭を引き出す王道の方法は「店舗での買い物時にお釣りでもらう」ことです。特にスーパーマーケットやドラッグストアでの現金支払いで、あえて1,000円札を出してお釣りを小銭で受け取るのが現実的です。
例えば、950円の買い物をして1,000円札で支払えば、50円のお釣りを受け取れます。さらに、レジの人に「100円玉でください」や「10円玉多めで」と伝えると柔軟に対応してくれることもあります。
銀行窓口での両替は可能だが注意点も
ゆうちょ銀行や都市銀行では、窓口での両替サービスを行っています。これを利用すれば紙幣から小銭への両替が可能です。ただし、両替枚数によっては手数料がかかるため注意が必要です。
例として、三菱UFJ銀行では50枚までは無料、それ以上は手数料が発生します（個人利用時）。一方、ゆうちょ銀行では2022年から硬貨の入出金に手数料が導入され、10枚以上の硬貨引き出しに110円以上かかるようになりました。
電子マネーを活用して間接的に小銭を得る方法
PayPayや楽天ペイといった電子マネーで、友人や家族と「現金と交換」するのもひとつの手です。たとえば、500円分のPayPayを送金し、500円硬貨をもらうなどです。身近な人との信頼関係があれば、簡単に行えます。
また、フリマアプリやイベントなどで現金収入があった場合も小銭を入手できるタイミングになります。
賢く小銭を確保するコツ
- ATMで大きめの紙幣（例：1万円札）を引き出す
- 日常の買い物を現金で行う
- お釣りの受け取り時に小銭を意識する
- 定期的に財布や貯金箱から整理する
これらを実践することで、無理なく小銭を手に入れつつ、手数料も節約することが可能です。
まとめ
ATMから直接小銭を手数料無料で引き出すのは難しいですが、日常の買い物でお釣りを活用する、銀行窓口を賢く利用する、あるいは電子マネーを通じた工夫によって、小銭を手数料なしで得ることは十分に可能です。無駄な出費を抑えながら、必要な現金を確保するためにも、日々の支払いスタイルを工夫してみましょう。
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