転職フェアで出会った生命保険営業の“態度の変化”は普通？営業の裏側と付き合い方を解説

転職フェアなどで出会う保険営業担当者の中には、商談中の態度や対応に違和感を覚えるケースもあります。中でも「見込み客ではない」と判断した瞬間に態度が急変するケースに出くわすと、不快に感じるのは当然です。本記事では、なぜそのような営業対応が起こるのか、そしてその対応にどう向き合うべきかを解説します。

なぜ態度が急変する営業担当がいるのか

多くの保険営業は完全歩合制の給与体系で働いており、成果（契約）によって収入が大きく左右されます。そのため「この人は契約してくれそうか」を短時間で判断しようとする傾向があります。

つまり、「売上にならない」と見なされた瞬間にモチベーションが下がり、雑な対応になることも。これは顧客に対して失礼ではあるものの、保険業界の構造的なプレッシャーが影響しているとも言えます。

一度雑に扱った相手に対して、何事もなかったかのように営業電話をかけてくるのは、「営業としてのマニュアル行動」に近いです。

保険営業には、「とにかく一度接点のあった相手には後日再アプローチをする」というルールがあり、感情よりも確率論で動く営業スタイルが主流です。失礼な対応をしたことも忘れている、もしくは覚えていても「切り替えて連絡すれば案外チャンスはある」と考えている可能性があります。

驚くかもしれませんが、営業担当者の中には“雑な対応”をしても意外と契約が取れることがあるという経験を積んでいる人もいます。

特に電話営業では「一度は断られても再アタックで覆る」という成功体験があるため、あまり感情を引きずらずに電話をかけてきます。これは「感情より数字」で動く営業職特有の行動パターンです。

もし営業の対応に不快感を覚えた場合、無理に関わり続ける必要はありません。以下のような方法で線引きをして問題ありません。

特に感情的にならず、淡々と対応を終了することが重要です。相手は“件数処理”をしているだけのケースが多いため、深く関わらない方が得策です。

なお、すべての保険営業が雑で失礼な対応をするわけではありません。中には顧客目線で丁寧に対応し、誠実な提案をしてくれる担当者も多く存在します。

営業の印象が悪くとも、商品自体に興味がある場合は、別の担当者に依頼することも可能です。「人を変える」だけで、同じ会社でも印象が全く違うことがあります。

転職フェアなどで出会った営業が、売上にならないと判断して態度を急変させるのは、営業現場でよくある光景です。

しかし、それに不快感を覚えたなら無理に付き合う必要はありません。冷静に距離を取り、必要であれば別の選択肢を探ることで、自分の時間と心を守ることができます。