医療保険を続けるべきか?独身・貯金あり・メンタル通院中の34歳が見直すべき保険の考え方

生命保険

医療保険は「万が一の備え」として多くの人が加入していますが、生活状況や資産状況によっては「今、本当に必要か?」と疑問を持つことも自然です。特に独身で十分な貯蓄がある場合、保険を見直すタイミングかもしれません。

医療保険の基本的な役割と特徴

医療保険は、病気やケガで入院・通院した際の治療費や収入減少をカバーするための保険です。月額数千円~1万円前後で、入院日額や手術給付金、先進医療特約などが付いている商品が多いです。

ただし、日本には公的医療保険制度が整っており、高額療養費制度などを使えば自己負担額を抑えることが可能です。実際、数十万円の治療でも数万円で済むケースは少なくありません。

貯金1000万円+NISA200万円の備えがある意味

1000万円以上の流動資産を保有している方であれば、短期的な入院や通院による医療費には十分対応できると考えられます。

実際に大きな病気で入院したとしても、高額療養費制度を使えば月9万円前後が限度で、それ以上の金額は払い戻されます。つまり、「保険で補償するほどの医療費」は、すでに自己資金でカバー可能なレベルということになります。

メンタル疾患の通院は医療保険でカバーされる?

多くの医療保険は、精神疾患による通院を対象外としている場合が多いです。つまり、現在通院されている心療内科での支出に対して、医療保険が給付金を出してくれる可能性は極めて低いということです。

また、すでに精神疾患歴がある場合、今後新たに保険に入り直す際に審査で落ちる、または条件付き(不担保)での加入となることも多いので注意が必要です。

月1万円の支出を見直す意義

現在の収入が手取り16万円である場合、1万円の保険料は家計の約6%以上に相当します。この支出を投資(NISA)や生活費に充てれば、生活の安定度が格段に上がる可能性もあります。

たとえば月1万円を年利3%でNISA運用した場合、10年間で約140万円の資産を作ることも可能です。これは将来の医療費や緊急資金としても役立ちます。

保険をやめる前に確認すべきこと

  • 現在加入中の保険の内容を再確認(通院・精神疾患給付の有無)
  • 「解約返戻金」があるタイプであれば、戻ってくる金額の確認
  • 今後加入し直す場合の制限や審査条件

また、「医療費が突然増えるのが心配」という方は、掛け捨ての共済や都道府県民共済など、安価な医療補償に切り替えるという選択肢もあります。

まとめ:今の保険が本当に「自分に必要」かを見直すタイミング

医療保険の役割や価値は、人によって大きく異なります。現在のあなたのように、独身・十分な貯金・精神的な通院中という状況であれば、「必要最小限の備えにとどめ、浮いたお金を将来の備えに回す」という判断も合理的です。

保険は「入っていれば安心」ではなく、「入る理由があるかどうか」を常に考えることが重要です。

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