iPhoneのウォレットアプリにPASMOを登録した際、突然「PASMOのデポジット(500円)が入金されました」と表示されて驚いた方も多いでしょう。本記事では、この500円の出所や仕組みについてわかりやすく解説します。
PASMOのデポジットとは何か?
PASMOカードを発行する際には、通常500円のデポジット(預かり金)が必要です。これはカードの発行保証料のようなもので、カードを返却すれば返金される仕組みです。
しかし、iPhoneのウォレットアプリでPASMOを新規登録した際は、物理カードではなくデジタルカードになるため、そもそもカードを作るためのコストがかかりません。にもかかわらず「デポジット相当額」がチャージとして残高に加算されるのです。
この500円は誰が負担しているのか?
iPhoneのウォレットでPASMOを新規発行した場合、このデポジット500円は株式会社パスモが負担し、チャージとしてユーザーに提供されます。つまり、ユーザーが支払ったものではなく、株式会社パスモから提供された金額です。
Apple PayにおけるPASMO発行キャンペーンなどの一環である可能性もあり、実質的な「初回登録特典」として扱われています。
クレジットカードやSuicaから引かれているのでは?と心配な人へ
一部の方は、「自分のクレジットカードやApple IDの支払い情報から自動で引かれたのでは?」と不安になることもあるかもしれません。しかし、この500円は一切課金されていません。登録手続きの中で「500円の引き落とし」や「支払い確認画面」が表示されることもありません。
また、Appleの購入履歴やクレジット明細にもそのような取引は残らないため、安心してください。
PASMOの移行時にも500円が加算されることがある
すでに物理PASMOを持っている方が、iPhoneに移行する際にカード返却を伴う場合は、デポジット500円がチャージとして残高に加算されます。これも本来は物理カードの返却時に戻るお金を、デジタル化によってチャージとして提供する仕組みです。
この場合は元のPASMOに登録されていた内容(定期券情報や残高)も引き継がれるため、移行前のカードは使えなくなります。
よくある誤解と注意点
- この500円は「キャンペーンのポイント」ではなく、PASMO残高として利用可能な実額です。
- 500円は払い戻しが可能ですが、PASMOの払い戻しには所定の手数料がかかる場合があります。
- 一度デジタルPASMOを削除すると、再登録時に500円が再付与されることはありません。
まとめ:500円は「あなたのお金」ではなく「パスモの特典」
iPhoneのウォレットアプリでPASMOを新規登録すると、自動で残高に加算される500円は、ユーザーが支払ったものではなく、株式会社パスモから提供された特典的な金額です。安心してそのまま利用して問題ありません。
もし不安がある場合は、Apple IDの購入履歴やPASMOアプリの利用明細を確認すると、どこからも請求が発生していないことを確認できます。予期せぬプレゼントのようなものなので、活用してみてください。
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