カードローンを利用したいと考えるとき、最も気になるのが「自分はいくらまで借りられるのか」という点です。特に、年収350万円前後の方で信用情報に問題がない場合、どの程度の借入が可能なのか気になる方も多いでしょう。この記事では、銀行系カードローンにおける借入可能額の目安や審査の仕組み、安全な借り方について詳しく解説します。
カードローンの借入可能額は「年収の3分の1」が目安
銀行系カードローンでは、総量規制(貸金業法)が直接適用されるわけではないものの、金融庁のガイドラインに基づいて「年収の3分の1以内」に借入を抑える傾向があります。つまり、年収350万円の方の場合、最大でも約116万円前後が借入上限になるケースが多いです。
ただし、これはあくまで理論上の上限であり、実際の借入可能額は審査によって変動します。審査では、年収以外にも勤務先や勤続年数、住宅状況、他社借入の有無などが総合的に見られます。
銀行系カードローンの審査で重視されるポイント
銀行系カードローンの審査は比較的厳しめで、以下のポイントが重要視されます。
- 安定した収入:アルバイトや派遣社員でも、一定期間以上勤務していれば審査対象となります。
- 勤続年数:短期離職を繰り返していると評価が下がる傾向があります。
- 他社からの借入状況:すでに複数のローンを利用していると、借入額は抑えられる可能性があります。
例えば、年収350万円・勤続5年・借入なしの会社員であれば、100万円前後の枠が付くことも珍しくありません。
具体例:年収350万円での借入実例
以下は、実際にあった申込者の一例です。
Aさん(34歳・正社員・勤続6年)
年収350万円/既存借入なし/地銀のカードローンを申請 → 限度額100万円が承認
Bさん(28歳・契約社員・勤続1年)
年収350万円/既存借入20万円/メガバンク系カードローンを申請 → 限度額50万円が承認
同じ年収でも、勤務形態や他社借入の有無で大きく差が出るのがわかります。
返済能力を超えた借入はNG!返済シミュレーションを活用
借入可能額と実際に返済できる額は別問題です。目先の限度額にとらわれず、返済シミュレーションを行い、自分が「毎月無理なく返せる金額」を基準に利用することが大切です。
例えば、年利14%で50万円借りた場合、月々の返済額は約1.1万円前後。これが100万円になれば、月々の負担も倍になります。
カードローンを賢く使うためのポイント
- 短期間の利用を意識し、長期ローン化しない
- 必要最低限の額だけ借り、余裕ができたら繰り上げ返済
- 口座連携による自動返済や残高確認で滞納防止
計画的に使うことで、カードローンは生活のサポートにもなります。
まとめ:年収350万円でも無理なく借りられる金額を見極めよう
年収350万円の方が銀行系カードローンで借りられる金額は、信用情報に問題がなければ概ね50万~100万円程度が目安となります。ただし、無理な借入は将来的な返済リスクにつながるため、自分の生活状況に合った利用が重要です。
申込前には必ず各銀行のサイトで返済シミュレーションを行い、安心・安全なローン利用を心がけましょう。
コメント