家計管理において、収支バランスを把握することは非常に重要です。今回は「毎月の支出が20万円、2か月ごとに35万円の収入がある場合、現在の残高30万円がいつゼロになるのか」を例に、残高が尽きるまでの期間を計算する考え方をご紹介します。
収支モデルを明確にしよう
まずは状況を整理します。毎月20万円の支出があり、2か月ごとに35万円の収入があるという前提です。つまり、1か月目は−20万円、2か月目は−20万円+35万円=+15万円となります。
この繰り返しを1サイクル(2か月)とすると、2か月での収支は+15万円−20万円=−5万円となり、毎月平均−2.5万円の赤字です。
実際に月ごとの残高をシミュレーション
月 | 収入 | 支出 | 差引 | 残高 |
---|---|---|---|---|
1 | 0 | 20 | -20 | 10 |
2 | 35 | 20 | +15 | 25 |
3 | 0 | 20 | -20 | 5 |
4 | 35 | 20 | +15 | 20 |
5 | 0 | 20 | -20 | 0 |
このように、5か月目に残高がゼロになることがわかります。
生活設計のための収支バランスの見直し
このようなケースでは、明らかに収入よりも支出が多く、徐々に貯金を切り崩す生活が続いています。支出の見直しや、毎月の収入を安定して得る工夫が求められます。
たとえば、月の支出を18万円に抑えたり、副収入を検討したりすることで、マイナスを抑えることができます。
万が一に備えるための貯蓄と見通しの大切さ
残高がゼロになると、急な支出やトラブルに対応できなくなってしまいます。可能であれば、最低でも1〜2か月分の生活費は手元に残しておくことが理想的です。
また、支出が増えるタイミング(車検、家電の買い替え、医療費など)を見越した予算設計も大切です。
まとめ:支出と収入のバランスを意識した生活設計を
このようなケースでは、初期残高30万円が5か月目でゼロになることがシミュレーションからわかりました。月ごとの支出・収入の流れを可視化することで、先を見越した行動が可能になります。収入が安定しない場合でも、家計簿アプリやスプレッドシートを使って、定期的に見直す習慣を持ちましょう。
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