会社に入社したり転職した場合、健康保険の加入に関する手続きが行われたあと、協会けんぽ(全国健康保険協会)から「資格取得のお知らせ」が届くことがあります。この通知が届いたあと、医療機関の受診や健康保険証、マイナンバーカードとの連携について不安に思う人も多いでしょう。本記事では、「資格取得のお知らせ」受領後に取るべき行動と保険証の発行状況、マイナ保険証の対応について詳しく解説します。
資格取得のお知らせとは?内容と意味を確認しよう
協会けんぽから届く「資格取得のお知らせ」は、健康保険への加入手続きが完了したことを知らせる書類です。これは保険証そのものではなく、あくまで事務処理の進捗通知となっています。
この通知により、会社が健康保険加入手続きを行ったことが確認できるため、保険証の交付が近いことを示す目安になります。
保険証は後日届く?マイナンバーとの連携は必要?
保険証は通常、資格取得のお知らせが届いてから1週間~10日前後で会社宛に郵送されるケースが多く、会社を通じて受け取ることができます。
一方、マイナンバーカードを健康保険証として使用したい場合は、本人が自分でマイナポータル等から「マイナ保険証」利用登録を行う必要があります。登録しない限り、マイナンバーカードは保険証としては機能しません。
保険証が届く前に医療機関を受診するには?
万一、保険証が届く前に病院へ行く必要がある場合、以下の2つの選択肢があります。
- ①いったん全額自己負担で受診し、後日払い戻しを受ける
- ②会社から「健康保険資格取得証明書」を発行してもらう
特に②を使えば、医療機関で保険適用の診療が受けられるため、保険証が未着の場合は会社へ証明書の発行を相談しましょう。
マイナ保険証の利用登録方法と注意点
マイナンバーカードを保険証として使うには、事前に登録が必要です。登録方法は以下の通りです。
- マイナポータル(スマホ・PC)からログイン
- 「健康保険証としての利用申込」から登録
- または、セブン銀行ATMや一部医療機関の受付端末から手続き
登録にはマイナンバーカードとパスワードが必要になりますので、準備をしておきましょう。
手続き完了から保険証到着までの流れ
保険証の発行スケジュールは以下のようになります。
- 会社が協会けんぽに加入手続きを提出
- 協会けんぽが「資格取得のお知らせ」を本人に郵送
- その後、会社宛に健康保険証が届く(通常1週間程度)
- 会社から従業員へ配布
この流れを把握しておけば、不安なく待つことができます。
まとめ|資格取得通知後の対応は落ち着いて確認を
「資格取得のお知らせ」は保険証の代わりではありませんが、手続きが順調に進んでいる証拠です。保険証はまもなく会社から交付されるため、焦らず待ちましょう。
もし受診の予定がある場合は、会社に「資格取得証明書」を依頼することで保険適用が可能です。さらに、マイナンバーカードでの受診を希望するなら、自ら登録手続きを行っておくことが大切です。
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