転職して間もない方にとって、カードローンの申し込み時に求められる「直近2ヶ月分の給与明細」の提出は大きなハードルとなることがあります。しかし、現在の雇用状況を正しく伝え、必要な代替書類を用意することで審査を受けられる可能性は十分にあります。
転職直後でも審査を受けられる?
カードローン会社は申込者の返済能力を判断するために収入証明書の提出を求めます。特に50万円以上の借入や、他社借入と合わせて100万円を超える場合には、貸金業法により提出が義務付けられています。
ただし、転職直後で2ヶ月分の給与明細が提出できない場合でも、他の方法で収入を証明できれば審査は可能です。ポイントは、現時点で安定した収入があることを示すことです。
代替可能な書類とその例
給与明細が1ヶ月分しか用意できない場合でも、以下のような書類を組み合わせることで代替できる場合があります。
- 雇用契約書:雇用期間、基本給、勤務先情報が明記されているもの。
- 内定通知書:正式な内定を証明する書類。給与が記載されていれば尚良い。
- 給与振込口座の通帳コピー:直近の給与振込が確認できるページ。
- 会社からの在籍証明書:現在勤務中であることを証明する書類。
これらを提出することで、「安定した収入源がある」という信用を補うことが可能です。
金融機関に事前相談することの重要性
転職直後で給与明細がそろっていないことを自己判断でマイナスに捉えるのではなく、まずはカードローン会社や銀行に直接相談することが大切です。多くの場合、カスタマーサポートに事情を話せば、代替可能な書類の案内を受けられます。
また、金融機関によっては「在籍確認のみでよい」「初回給与の振込が確認できれば可」など、柔軟に対応してくれる場合もあります。無理に必要書類を偽造したり、誤魔化したりせず、正直に相談することでスムーズな対応につながります。
信用情報への影響と注意点
収入証明の不足が理由で審査に落ちた場合、その情報が信用情報機関に登録されるわけではありません。しかし、同じような申込を短期間に繰り返すと、「申し込みブラック」とみなされ、今後の審査に不利になる可能性があります。
したがって、書類が整ってから申し込むか、事前に相談したうえで申込を行うようにしましょう。
一時的に借入が必要な場合の代替手段
どうしても今すぐに資金が必要な場合、収入証明を必要としない小口の借入や、クレジットカードのキャッシング枠などを活用する手段もあります。ただし、金利や返済計画には十分注意しましょう。
また、親族や知人に相談する、地域の社会福祉資金貸付制度を活用するなど、公的な支援を視野に入れるのも一つの方法です。
まとめ
転職したばかりで2ヶ月分の給与明細が用意できない場合でも、代替となる書類の提出でカードローン審査を受けられる可能性はあります。雇用契約書や通帳コピー、在籍証明書などを活用し、正直に事情を説明することが大切です。無理に申し込むよりも、まずは金融機関に相談し、最適な方法を見つけましょう。
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