クレジットカードを使う際に「タッチ決済ではエラーが出たけれど、差し込み決済では通った」という経験をされた方は少なくありません。この記事では、タッチ決済と差し込み(ICチップ)決済の仕組みの違いや、それぞれの利用制限についてわかりやすく解説します。
タッチ決済と差し込み決済の基本的な違い
タッチ決済(NFCまたはコンタクトレス)は、カードを読み取り機にかざすだけで支払いが完了する非接触型の支払い方法です。一方、差し込み決済(IC決済)は、カードのICチップ部分を端末に挿入して読み取る接触型の決済方法です。
タッチ決済はスピーディーで便利ですが、利用可能な金額には上限がある場合が多く、端末やカード会社によって異なります。
タッチ決済でエラーが出る主な原因
- 店舗ごとのタッチ決済上限額を超えていた:例えば、1回のタッチ決済で最大10,000円までしか対応していない店舗も存在します。
- カード会社側でタッチ決済の利用制限が設定されていた:一定額以上の決済はIC挿入による本人確認が求められる場合があります。
- セキュリティの観点からタッチでは決済できない取引と判断された:高額決済や海外利用などで発生しやすいです。
なぜ差し込みなら決済できたのか
ICチップによる差し込み決済では、PINコードやサインなどの本人確認手段が強化されており、カード会社や店舗が高額決済でも許可しやすい仕組みとなっています。
つまり、カード自体の限度額に余裕があっても、タッチ決済はセキュリティの制限上はじかれるケースがあるのです。
カードごとの仕様や設定を確認しよう
お使いのカードによっては、タッチ決済の上限額を個別に設定できるものもあります。カード会社のマイページやアプリで確認・変更できることがあります。
また、ブランドによっても異なります。例えば、VisaタッチやMastercardコンタクトレスは、上限設定が10,000円〜30,000円の場合が一般的です。
トラブルを防ぐための対処法
- 高額決済は最初からIC差し込みにする
- カード会社にタッチ決済の上限設定を確認する
- カードの利用履歴や利用限度額をこまめにチェックする
- 端末側でのトラブル(接触不良など)もあるため、複数回エラーが出たら別方法に切り替える
まとめ
タッチ決済は便利でスムーズですが、上限金額やセキュリティの観点から差し込み決済よりも制限が厳しい場面があります。限度額に余裕があるのにタッチで決済できなかった場合は、カードや店舗、ブランドの仕様による制限が原因と考えられます。
今後も安心してクレジットカードを利用するために、決済方法ごとの違いや制限を理解しておくことが大切です。
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