家庭の固定費のひとつである水道代。特に家族の人数が増えると水道代も上がりがちです。この記事では、4人家族の年間水道代の平均額や、地域差・使用状況による違い、さらに節約方法についてわかりやすく解説します。
4人家族の水道代の平均額はどれくらい?
全国の統計データによると、4人家族の水道代(上下水道含む)の平均月額は約6,000〜7,000円程度です。つまり、年間では約72,000〜84,000円程度が目安となります。
ただし、この金額はあくまで平均であり、生活スタイルや住んでいる自治体の水道料金単価によって大きく変動します。
地域差による水道料金の違い
日本では水道料金が自治体ごとに決まっており、大都市と地方都市では金額に大きな差があることがあります。
- 東京都23区:約265円/1㎥
- 大阪市:約264円/1㎥
- 福岡市:約222円/1㎥
- 高知市:約400円/1㎥
同じ使用量でも、都市によって1.5倍以上の差が出ることもあるため、地域ごとの料金表を確認しておくのがおすすめです。
家族構成とライフスタイルで変わる水道代
同じ4人家族でも、水道の使い方により月の使用量は大きく変わります。以下のようなケースで水道代が高くなりやすい傾向があります。
- お風呂を毎日湯船で溜めて入る家庭
- 洗濯の頻度が多く、まとめ洗いをしていない
- 食洗機を使わずに手洗い中心
- 庭の水まきや洗車などの屋外利用が多い
一方、節水型トイレやシャワーヘッド、食洗機などを活用することで水道使用量を抑えられる家庭もあります。
実例:Aさん宅(東京都・4人家族)のケース
Aさん宅では、夫婦と子ども2人の4人家族で、月平均の水道料金は6,200円。共働きで昼間は家に誰もおらず、洗濯は週3回。お風呂はシャワー中心という生活スタイルです。
節水対策として、節水シャワーヘッドや節水トイレを導入した結果、年間で約10,000円の節約になったそうです。
簡単にできる水道代の節約術
日常生活でできる節約術を取り入れることで、数千円〜1万円以上の削減も可能です。
- シャワーの時間を1分短くする:1人あたり月数百円の節約
- 洗濯はまとめ洗い:回数を減らすことで水の節約に
- 食器洗いは食洗機かため洗い:流水での手洗いを避ける
- 雨水を活用:庭の水まきや洗車に利用
どれもすぐに実践できるものばかりです。意識的に取り組むことで、水道代の見直しにつながります。
まとめ:水道代の把握と節約は家計管理の第一歩
4人家族の水道代は年間約7〜8万円が目安ですが、使い方や地域によってはそれ以上になることもあります。普段の生活の中で節水意識を高めることで、家計にやさしい結果が生まれます。
「なんとなく使っている水」を「意識して使う水」へ。まずは家計簿や明細を見直して、無理のない節約から始めてみましょう。
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