+857からの不審電話に注意:クレジットカード停止を装う詐欺の手口と対処法

クレジットカード

最近、「+857」からの着信とともに、クレジットカードの不正利用を理由に「ゼロを押してください」と誘導する留守電メッセージを受けたという報告が増えています。このような電話は本当にカード会社からの連絡なのでしょうか?結論から言うと、それは詐欺の可能性が高く、絶対に応答してはいけません。

+857とはどこの国?国番号の確認

+857という番号は、国際電話の国番号で見ても正式には登録がありません。類似する番号にラオス(+856)がありますが、+857は未割り当て、または不正なスプーフィング(偽装)で表示された可能性が高いです。

つまり、日本国内の詐欺グループや海外の詐欺集団が「信頼性のありそうな番号」を偽って使っている可能性が高いのです。

詐欺電話の特徴とよくあるメッセージ内容

このような詐欺電話では以下のような内容がよく使われます。

  • 「お客様のクレジットカードが不正利用されています」
  • 「確認のためにゼロを押してください」
  • 「オペレーターに繋ぎます」や「口座がロックされました」などの恐怖を煽る内容

これらはすべて、個人情報やカード番号、暗証番号を盗み取るための誘導手口です。

ドコモの自動音声案内が出る理由

折り返し電話をかけると、「NTTドコモです。おかけになった番号でお繋ぎすることはできません」という音声が流れたとのことですが、これは架空または一時的に存在しない番号が表示されていた証拠です。

つまり、表示された番号は実在しない可能性が高く、通話は一方通行(受信専用)として不正に仕組まれていたと考えられます。

ゼロを押すと何が起こる?

「ゼロを押してください」といった指示に従うと、詐欺グループのオペレーターにつながったり、通話料が発生する詐欺業者に転送されたりすることがあります。また、ボタンを押すことで「電話に出られる人間がいる」ことが知られ、今後さらなる詐欺被害の対象になる危険もあります。

対策ともしものときの対応

このような電話に対しては以下の対応を取りましょう。

  • 絶対に応答しない(特に番号を押すなどの操作はしない)
  • 着信番号をスマホでブロック設定する
  • もし個人情報を伝えてしまった場合は、すぐにカード会社へ連絡し、カードの停止や再発行を依頼する
  • 消費者ホットライン(188)に相談する

まとめ:冷静な対応が最大の防御

「+857」からの着信や、不正利用を理由に番号入力を求めるメッセージは、明らかな詐欺です。信頼できる情報源であるカード会社や通信キャリアを名乗っていても、まずは疑う姿勢が必要です。不審な電話が来た場合は、折り返す前に公式サイトで番号を確認したり、身近な人に相談することを忘れずに。

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