「仮審査が通ったので来店を」と言われたからといって、すぐにお金が借りられる保証があるわけではありません。多くの銀行や信用金庫では、融資はあくまで「仮審査 → 本審査 → 契約」の流れで確定します。本記事では、申込中のフリーローン（おまとめ目的含む）が今どこまで進んでいて、今後どんな可能性があるかを整理します。
仮審査とは何か？：まずは申込み情報で“可能性を判定”
仮審査は、あなたが申告した年収、勤務先、過去の借入／返済状況などをもとに、機械的に「この条件で融資できそうか」をざっくり判定するものです。住宅ローンやカードローン、フリーローンなど多くの金融商品でこの方式が使われます。([参照]の説明) ([参照]のコラム) ([参照]の審査ガイド) ([参照]の信用金庫向け説明)
そのため、仮審査通過＝「融資可の“見込み”がある」という段階であって、確定ではありません。
来店依頼は“本審査に進む”という意味—but 本審査で落ちることもある
来店を求められた時点では、「本人確認書類・銀行印・口座手続きなど」の正式な申込み手続きと書類提出を意味することが多いです。この後、金融機関側は本審査を行い、勤務先の在籍確認や信用情報の再チェック、返済能力の審査など、より厳密な審査をします。([参照]とカードローン審査の説明) ([参照]の信用金庫審査ガイド)
したがって、仮審査が通っていても、本審査での審査内容次第では「落ちる」可能性があります。たとえば、申請後に収入状況が変わったり、他の借入が増えたりすれば、本審査で否決されることがあります。
フリーローン特有のチェック項目と、おまとめ目的での注意点
フリーローンでは、借入額や返済期間の設定、過去の借入状況などが慎重に見られます。特に「複数のローンをまとめる（おまとめ）」場合、過去の返済遅延の有無や、他社からの借入残高、現在の返済負担率などが重要です。([参照]のフリーローン審査解説)
また、審査後の契約時には、「本当に申し込みどおりの収入や勤務状態か」「返済能力に無理はないか」が再チェックされるため、申し込み時の申告内容と実態が異なると融資が断られることもあります。
実例で考えてみる：仮審査通過 → 来店 → 本審査落ちのケース
例えば、申込時は収入や勤続年数の条件がクリアしていた。しかし、来店前に転職した、あるいは他の借入をしてしまった、というような事実があると、本審査で否決される可能性があります。
また、申し込み内容に誤記や虚偽があった場合、信用情報に問題があった場合、あるいは返済後の見通しが厳しいと判断された場合も、融資実行されないケースがあります。
だからこそ、仮審査通過後も安心せずに準備を――来店時の確認と心構え
来店時には本人確認書類・身分証、銀行印、場合によっては収入証明など、金融機関が指定する書類をきちんと準備することが大事です。
また、返済計画を見直し、「仮に借り入れが実行されても月々の返済が無理のない範囲か」をあらためて確認しておくことが、安全かつ後悔のない借入のために重要です。
まとめ：仮審査通過＝“融資見込み” 本審査で結果が決まる
今回のように「仮審査通過・来店依頼」があった場合、それはあくまで「融資の可能性あり」の段階。来店して書類を提出し、本審査を通過しなければ、実際の融資は確定しません。
したがって、「ほぼ契約・融資」という期待は理解するものの、確実ではないという認識を持つことが大切です。来店時の書類準備と返済計画の確認を怠らずに臨みましょう。
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