無職から正社員へ|社会保険・国保・年金の切り替え手続き完全ガイド

国民健康保険

無職から正社員になると、保険や年金の制度が大きく切り替わります。この記事では、マイナンバーカードを持っている方向けに、健康保険や年金、雇用保険などの切り替えや脱退手続きの流れをわかりやすく解説します。

正社員になると加入する「社会保険」とは?

正社員として雇用されると、勤務先を通じて自動的に「社会保険(健康保険・厚生年金)」に加入します。これにより、以前個人で加入していた「国民健康保険」「国民年金」は不要となり、脱退手続きが必要です。

社会保険の加入手続きは基本的に会社が行いますが、自分で行う「脱退届」は忘れずに処理する必要があります。

国民健康保険の脱退手続き

正社員になったら、お住まいの市区町村の役所で「国民健康保険の脱退手続き(資格喪失届)」を提出する必要があります。

手続きに必要なもの:

  • 健康保険資格取得証明書(会社からもらえる)
  • マイナンバーカードまたは本人確認書類
  • 印鑑(必要な自治体もあり)
  • 国民健康保険証(返却)

注意点としては、資格取得日=就職日から14日以内に届け出ることが原則です。遅れると二重払いが発生する可能性があるため、早めの手続きをおすすめします。

国民年金から厚生年金への切り替え

会社が社会保険の手続きをしていれば、自動的に厚生年金に切り替わります。原則として、自分で「国民年金の脱退届」を出す必要はありません。

ただし、市区町村によっては、年金事務所から通知が届かず保険料を請求されるケースもあるため、念のため確認しておくと安心です。

雇用保険や労災保険の取り扱い

正社員として就職した場合、勤務先で雇用保険と労災保険にも加入します。これも会社側が行うため、個人で手続きする必要はありません。

ただし、以前に失業保険(雇用保険給付)を受給していた方は、就職したことをハローワークに届け出ましょう。

手続きの流れまとめ

1. 会社で社会保険加入手続き(会社が実施)
2. 「健康保険資格取得証明書」を会社から受け取る
3. 市区町村役所で国民健康保険の脱退届を提出
4. 年金の自動切り替えを確認(必要に応じて年金事務所で確認)

手続きは複雑に見えますが、基本的に自分でやるのは国保の脱退だけ。その他は会社や行政機関が自動的に処理してくれます。

まとめ:就職後は国保の脱退を忘れずに

無職から正社員になったら、社会保険への加入と国民健康保険・国民年金の切り替えが必要です。特に、国民健康保険の脱退手続きを忘れると保険料の二重請求が発生することもあります。会社からの書類を受け取ったら、できるだけ早くお住まいの市区町村で手続きを行いましょう。

不明点があれば、役所の窓口や年金事務所で相談するのもおすすめです。

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